第5話 【坂口安吾】との再開

あっ………………

「お前は坂口安吾だろ!」

とおもわず叫んでしまった。

「因みに言うとこっちではお前さんの事は誰も覚えてないからな……」

と囁くとフッと姿を消してしまうジュフィア。

「お前は誰だ!? 何故お前は俺の名前を知ってる? そこに居たのは誰だ」

兵隊服を思いっきり着崩している男が聞く。


するとであった。


【サカグチ・アンゴ】が現れた。

【戦う】【逃げる】【スキル】【道具】

とコマンドが出てきた。

「ちょ……これどういうことだよ、ジュフィア! ジュフィアちゃーん」

もう、パイプの火皿から煙が出ていなかった。

(こいつ、火が消えると姿を消してしまうのか……)

と思う【ダザイ】なのであった。

【アンゴ】は【スキル】【堕落論】を発動した。

ぐわっ!?

【ダザイ】の体に何倍もの重力がのしかかる。

「くはははははははははははは!!! 墜ちていけ墜ちていけ」

と【アンゴ】の声を最後に意識が落ちていった。

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