概要
俺しか知らない、生徒会長の大好物
放課後の保健室。カーテンで遮られたベッドの上。
これだけ訊くと秘事や情事のように聞こえるが、実体はもっと生臭く、アブノーマルだった。
高校2年の春。保健室の窓から見える爛漫な桜に目も向けず、俺は血を吸われている。
ここ最近、放課後になると行われている日課だった。
相手は生徒会長。品行方正で知られる彼女は、肩から俺の血を啜って、耽溺に身を委ねていた。
これだけ訊くと吸血鬼のようだが、彼女は至って普通の人間で、この世界にはファンタジーな怪物は存在しない。
なのに、なぜ血を吸うのかと問われると、趣味趣向としか答えようがなかった。
今日も今日とて、俺は保健室に向かう。
カーテンを開ける。血が大好物は彼女はベッドの上で座っていて、手にナイフを持ち笑って俺を出迎える。
これだけ訊くと秘事や情事のように聞こえるが、実体はもっと生臭く、アブノーマルだった。
高校2年の春。保健室の窓から見える爛漫な桜に目も向けず、俺は血を吸われている。
ここ最近、放課後になると行われている日課だった。
相手は生徒会長。品行方正で知られる彼女は、肩から俺の血を啜って、耽溺に身を委ねていた。
これだけ訊くと吸血鬼のようだが、彼女は至って普通の人間で、この世界にはファンタジーな怪物は存在しない。
なのに、なぜ血を吸うのかと問われると、趣味趣向としか答えようがなかった。
今日も今日とて、俺は保健室に向かう。
カーテンを開ける。血が大好物は彼女はベッドの上で座っていて、手にナイフを持ち笑って俺を出迎える。