終焉を舞う 黒衣の少女

神が見捨てた 死にゆく世界
終わりを告げる 砂時計
人を狩りしは 天使と魔族
隣人までが 牙を剥く

黒き乙女が 獣を駆りて
終焉の中 闇を舞う


出だしから終末を匂わせる、とてもインパクトのある作品です。
神と魔……聖と邪の二面性を巧みに描く文章力と、細やかな描写は、
とても読み応えがあります。

ホラーではない……でも背筋に走るこの緊張感は、
独特な世界観の中で紡ぎ出された、この作品の魅力の一つです。

謎の多い黒衣の少女が、これまた謎の多い黒狼と共に世界を歩む、
ダークファンタジーの傑作!

この儚くも美しい、耽美な世界……そして不思議な恐怖に満ちた世界観を、
ぜひ皆さんにも堪能していただきたいです!

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