飛び立ってもなお狂い惑わされるもの

黄金の鳥籠に囚われるのは、この国で最も貴いとされる人間と血を分けた存在。
殺すか、殺されるか。
幽閉されるか、逃げ出すか。
その二つを迫られて、飛び立ってもなお狂っていく貴い血筋。
肉体を拘束され、心を妄想の世界に置いていって、残ったのは美しい歌。

ただの楽師は、美しい歌を歌う。
それは真実か、物語か。