蒼き海の鋼鉄艦（シルバーシップ）

西暦2035年。

世界では未確認物体（通称：X）の存在が公になり、各国は緊迫した状況下に置かれていた。

それは日本でも例外ではなく、日本近海での未確認物体（通称：X）が相次いで確認され、

日本は専守防衛のため、ある対抗手段を開発を推し進めていた。

MSCS（地対空迎撃特殊護衛艦）の早期開発である。

今より10年ほど前に日本のEEZ（排他的経済水域）にて、無人艦船が発見された。

その艦船に人は乗っておらず、現代の技術力では開発できない代物だった。

日本は艦船を極秘に回収・解析し、艦船内に特殊な核プラントらしき装置を発見する。

その装置こそが、未確認物体（X）のコアだったのだ。

10年もの年月をかけて、ようやく日本は未確認物体に対する抑止力を手に入れることに成功したということで…続きを読む