第4話 呼び出し

練習中に、二宮、僕、有村、内野が海野に呼び出された。「三人にはポジションを変えて練習してもらう」僕は何を言ってるか分からなかった。「二宮と立浪組は外野手の練習に変わってもらう。特に二宮は今後の試合で外野起用はあるから特に練習しておくように、生駒は三塁の練習に変えろ。大丈夫か?」と海野は支持した。三人がいなくなると海野に僕は聞いた。

「なぜ、立浪組は外野になったんだ?元々、二遊間だろ?」

「山王、加藤の方が守備が上手いからだ。立浪組はコンバートさせる」田村は言った。

僕は不満もあったが現実的に考えて鉄壁の二遊間を変えるのは無理だ。僕は三塁の守備練習を変えた。秋元がチームに復帰した。海野の指示で成田とペアでキャッチングの練習をした。成田は前回の試合で先発を任される程の実力を持っている。本職は野手だが今後投手起用もあるだろう。最初は後ろに逸らせてばっかりだったがだんだん捕れるようにはなってきた。練習が終わってからは秋元は残り走り込みをしていた。海野によると秋元は許可が下りてから塾が終わった後、練習後の誰もいないグラウンドで1〜2時間練習していたらしい。それを知った海野は知って以降、練習に付き合っていたそうだ。海野は今回は大会は1ヶ月後だが今後の練習ために早めにスタメン発表をするらしい。波乱のスタメン発表間近に迫っていた。

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アミーゴ KOBA @kobamahi

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