June bride
誰かのぽっぽちゃん
幸せになれるかな?
フィリップ:「ナンシー、俺と結婚してください!」
ナンシー:「あぁ、フィリップ……もちろんよ。嬉しいわ。」
フィリップ:「やったぁ!ナンシー、愛してる!これからもずっと居ような。」
ナンシー:「もちろん!私も愛してる、フィリップ。」
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グレーテル:「はぁ、ここ数週間ずっと雨ね。憂鬱だわ。」
ヘンゼル:「まぁ、そう、だね。ジトジトしてて嫌だなぁ…あ!ねぇ、グレーテル!」
グレーテル:「ん?なに?ヘンゼル。」
ヘンゼル:「あのさ、ジューンブライドって知ってる?」
グレーテル:「それは知ってるけど、ジューンブライドがどうしたの?」
ヘンゼル:「今の時期さ、結婚する人達が多いじゃん?んでさ、思いついたことがあったんだけど、この時期に結婚するバカ共と遊ばない?」
グレーテル:「いいわね、楽しそう。ふふっ。」
ヘンゼル:「ん?どしたの?そんなに上機嫌になっちゃって。」
グレーテル:「ん?ううん、なんでもなぁーい。」
ヘンゼル:「そっか、それならいいや。」
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ナンシー:「ねぇ、フィリップこれはどうかしら?」
フィリップ:「うん、綺麗だよ。あ、でもさ、こっちの方もいいと思うんだ。どうかな?」
ナンシー:「いいわね。着てみるわ。」
フィリップ:「わぁ、綺麗だ…これなんて言うんだっけ…んーと、あ!マーメイドだ!」
ナンシー:「あら、道理で綺麗だと思った!でも、似合うかしら?」
フィリップ:「うん!すごく似合ってる!」
ナンシー:「なら、これにしましょ!」
フィリップ:「結婚式が楽しみだ。」
ナンシー:「そうね。楽しみだわ!」
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ヘンゼル:「んー、暇だなぁー。ねぇ、いつおもちゃ探しに行くの?」
グレーテル:「んー、そうねぇ…どうしようかしら。あ、明日(あす)の朝、探しに行かない?目当てが見つかりそうかもよ?」
ヘンゼル:「そうだね!じゃあ、今日は大人しく家でポーションでも作ろうよ。」
グレーテル:「そうね。そうしましょう。」
ヘンゼル:「ひーまー!ひまー!ひまー!ひま!ひま!ひーまー!」
グレーテル:「煩(うるさ)いわね。黙ってポーション作ってよ。」
ヘンゼル:「だってぇ、時計を何度見ても夜が来ないんだもん。」
グレーテル:「そりゃそうでしょ、5分おきに時計見てるんだから。」
ヘンゼル:「え、時間見てたの?」
グレーテル:「まぁ、そりゃなんとなくね。」
ヘンゼル:「あ、そうだ!ねぇ、グレーテル!」
グレーテル:「なに?」
ヘンゼル:「あのね、魔法を使ってさ、明日結婚するやつ探さない?」
グレーテル:「遠隔透視魔法?」
ヘンゼル:「そ。」
グレーテル:「そうね、ずっとポーション作ってても面白くないわね。いいわ、探しましょう?」
ヘンゼル:「やった!」
──────────────────
フィリップ:「ナンシー、ついに明日だね。楽しみだ。」
ナンシー:「そうね。楽しみだわ。」
フィリップ&ナンシー:「ふふふふっ」
───────────────────
ヘンゼル:「ねぇ、グレーテル。この2人。」
グレーテル:「そうね。この2人をターゲットにしましょう?」
ヘンゼル:「うん、そうしよう。ひひひっ。楽しみだね。それに、この2人…似てるね。彼奴(あいつ)らに…」
グレーテル:「そうね。似てるわね。あ、いいこと思いついた。ふふふっ」
ヘンゼル:「んー?どうしたのー?」
グレーテル:「耳を貸して?」
ヘンゼル:「いいよー!」
グレーテル:「……して、……をするの。そしたら……、……でよくない?どうかしら?」
ヘンゼル:「いいね!そうしよう!」
グレーテル:「それじゃあ、用意しましょう。」
ヘンゼル:「はぁーい!」
──────────────────
フィリップ:「あぁ、ナンシー。暗い教会の中でも綺麗だ……」
ナンシー:「そんなに褒めないでちょうだい///照れちゃうでしょ///」
フィリップ:「褒めるに決まってるだろ?こんな美しい花嫁を貰えて俺は幸せ者だよ。」
アレックス:「おいおいおい、俺の目の前でイチャつくなよ。」
フィリップ:「すまんな、あまりにも俺のナンシーが綺麗なもんでな。」
アレックス:「はぁ……まぁ、いいか。写真撮るぞー!」
フィリップ:「ナンシーおいで。」
ナンシー:「えぇ。」
カシャッ
アレックス:「ん?なんだこれ?」
フィリップ:「どうした?」
アレックス:「これ見てみろ。」
ナンシー:「なに、これ…」
フィリップ:「なんでナンシーがこんなに血塗(まみ)れなんだ?」
アレックス:「分からん。撮った時は普通だったんだが…」
ナンシー:「怖いわ……」
フィリップ:「大丈夫だ、ナンシー。俺がいる。だから安心して。」
ナンシー:「え、えぇ……」
───────────────────
グレーテル:「カメラに未来魔法をかけてみたけど、案外薄っぺらい反応をするのね。面白くないわ。」
ヘンゼル:「そうだね。僕もつまんないや。」
グレーテル:「ねぇ、ヘンゼル。」
ヘンゼル:「なぁに?グレーテル。」
グレーテル:「未来、覆(くつがえ)さない?」
ヘンゼル:「それってできるの?」
グレーテル:「本当は違反だけど、私たちは黒魔法使い。何も問題は無いわ。」
ヘンゼル:「そうだね。そうしよっか!」
グレーテル:「ふふふっ」
ヘンゼル:「ひひひっ」
ヘンゼル&グレーテル:「クスクスクスッ」
───────────────────
ヒュン
ドンッ
フィリップ:「ゔっ、」
ナンシー:「え?フィリップ?」
ガンッ
ナンシー:「ゔ、ぁ、ぁ、あ…」
アレックス:「ナンシー!フィリップ!どうした!大丈夫か!?」
ヒュン
ドンッ
アレックス:「あ゛っ……」
ヘンゼル&グレーテル:「ふふふっ」
ヘンゼル&グレーテル:「ひひひひひっ」
───────────────────
ナンシー:「うぅ、……」
ヘンゼル:「おはよー、おきたー?」
グレーテル:「遅いわね。寝坊助さん。」
ナンシー:「貴方たち…誰?」
グレーテル:「あなたが捨てたあの時の子供よ。」
ナンシー:「え、……」
ヘンゼル:「覚えてないの?」
ナンシー:「な、んで、貴方達がいるの?」
ヘンゼル&グレーテル:「復讐だよ。」
ナンシー:「え……」
グレーテル:「ま、いいわ。貴方には恨み辛みがあるけど、今は私達の暇潰しに付き合ってもらうから。」
ヘンゼル:「そうだね。ずっと雨でウンザリしてたからさ、僕らの憂さ晴らしに付き合ってよ。てか付き合えよ。いい?わかった?」
ナンシー:「え、え、…」
ヘンゼル:「こいつ何言っても分かんないみたい。さっさと始めちゃおうよ、グレーテル。」
グレーテル:「そうね。始めちゃいましょう。」
コツコツコツコツ
───────────────────
フィリップ:「うぅ、痛い、頭が痛い、……」
グレーテル:「遅いお目覚めね。おはよう。」
フィリップ:「ここはどこだ……」
グレーテル:「私たちの遊び場よ。」
フィリップ:「遊び場?私達?……お前たち、誰だ。」
グレーテル:「私はグレーテル。ナンシーが少女の頃に生まれて捨てられた子供よ。ナンシーはね、あなたに嘘ついてたのよ?子供なんて産んだことない。男の人と付き合ったことなどない。ましてや、男と交わったことない。なんて言ってるけどね、全部嘘だから。気づいてた?」
フィリップ:「そんなわけないだろう!俺のナンシーが嘘をつくわけが無い!」
グレーテル:「そう思ってるなら彼女に聞けば?ほら、そこにいるわ。」
フィリップ:「あぁ、ナンシー……ナンシー?なんだこれは。」
ヘンゼル:「僕らを捨てた理由を聞いても答えてくれなかったから、黙った時間の分だけ、皮を剥いだし、指も切ったよ。ほら!」
フィリップ:「う、ううっ、おえぇ、」
ヘンゼル:「わぁお、盛大に吐いたね…」
グレーテル:「"愛し"のナンシーがこんな姿になったのに、貴方は吐くことしか出来ないのね。可哀想に。」
ヘンゼル:「でもね、フィリップ。こいつまだ生きてるんだよ?すごいでしょ?」
ナンシー:「う、ううっ、痛い、痛いよぉ……」
ヘンゼル:「ほらぁー、生きてたでしょ?」
フィリップ:「やめろ、やめろ、やめてくれ、……」
グレーテル:「根性がないわね。そんなやつ私嫌い。」
フィリップ:「あ、あぁ、ナンシー……」
グレーテル:「あ、そうそう、フィリップ。これを見て?」
フィリップ:「え?……あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ゛!!!!」
グレーテル:「ふふふっ、あはははっ!」
フィリップ:「あ、アレックス、アレックスが、……」
アレックス:「さ、さむい。さむいよぉ……たすけて、痛い、寒い、い゛だい゛……」
フィリップ:「うわぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
ヘンゼル:「ひひひっ!あははは!!!」
グレーテル:「あぁ、とっても楽しいわ!あなたがもっと恐怖で脅(おび)える顔が見たいの。もっと見せて?ねぇ、良いでしょ?」
フィリップ:「ひぃ!」
アレックス:「あ゛ぁ゛ぁ゛、ふ、ふぃりっ、ふぃりっぷ、た、たす、たすけてく、くれ。な、なんしー、なんしー、」
フィリップ:「うわぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
ヘンゼル&グレーテル:「あははははは!!!」
ナンシー:「う、うぅ、」
グレーテル:「ん?起きたのね。ふふっ。もっと私たちと遊びましょ?ナンシー?」
ナンシー:「も、もうやめて、いやよ、い、いや、もう許して、お願い、許して頂戴……」
グレーテル:「は?」
ヘンゼル:「僕らを捨てたアバズレを許すわけないでしょ。」
ナンシー:「い゛だい゛、い゛だい゛、い゛だい゛、い゛だい゛!踏まないで、お願い踏まないで!」
グレーテル:「いやよ。あなたみたいな女、虫唾(むしず)が走るほど嫌いなの。はい、いい子だから断末魔を聞かせて?そして、フィリップの歪む顔を沢山見せて頂戴?」
ナンシー:「あ、あぁ、」
ヘンゼル:「泣いたって許さないよ。お前は、生まれたばっかりの僕らを捨てたんだから。いつか復讐してやりたいと思ってたんだよね。」
ナンシー:「そ、それで、関係の無い、ふ、フィリップとアレックスをこ、こん、こんな目に…」
グレーテル:「気づかないの?」
ナンシー:「え?」
グレーテル:「そいつら、あなたを犯した張本人たちよ。それを露(つゆ)知らず貴方は散々、馬鹿みたいに踊らされて、結果、また孕んでるんでしょ?」
ナンシー:「……」
ヘンゼル:「え?そうなの?」
グレーテル:「そうよ。服装が少し違うなと思って、お腹を触ったの。そしたら少し膨らんでたの。それも胎児を孕んでるような感じ。ほら、ヘンゼル覚えてない?私たちが初めて人を殺した日のこと。」
ヘンゼル:「あー、あ?んー…あぁぁ!娼婦を殺した時か!」
グレーテル:「そ。その時に娼婦の腹を捌いた時に胎児がいたでしょ?その時と一緒。」
ヘンゼル:「あーなるほどね。」
グレーテル:「ねぇ、ナンシー。そのお腹の子供と一緒に地獄に落としてあげるわね。」
ナンシー:「あ、あぁ、」
グレーテル:「ふふふっ、その恐怖で歪んだ顔、好きよ。」
ヘンゼル:「ねぇ、グレーテルー。」
グレーテル:「どうしたの?ヘンゼル。」
ヘンゼル:「アレックスさ、もう1回あの中に入れてもいい?」
グレーテル:「もうこんがり焼けてるのに?」
ヘンゼル:「だぁって、もう1回ファラリスの雄牛に入れたら面白いかなぁって思ったの!」
グレーテル:「はぁ、それだったらだるまにした方が面白いわよ。」
ヘンゼル:「そっか!そうだね!ふんふふふんふーん♪」
グレーテル:「ヘンゼルはお楽しみに入ったみたいだし、私とあなたも楽しみましょ?」
ナンシー:「いや、いやよ、もうやめて、」
グレーテル:「まずはぁ、ふふっ、左手の薬指を骨まで真っ二つ、にしてあげるね。」
ナンシー:「やだ、やだ、もうやめて、おねがいよ、いや、いや、いやぁぁぁぁぁぁあ!」
グレーテル:「ふふっ、ふふふふっ。」
ナンシー:「ぎゃぁぁぁぁぁぁあ!」
グレーテル:「痛い?痛いわよねぇ?ふふっそれじゃあ次は左手の小指。知ってた?小指って心臓に繋がる指だって。そして、とある国では娼婦が約束を守るために小指を切ったとか…ふふっ。体を売って、私たちを孕んだあなたと同じね。ううん、これから同じになるの。ふふっ。楽しみだわ。」
ナンシー:「あ、あぁ、も、もうい、いや…もうやめて、お願い。謝るから、もうやめて、ひぃ!もういやよ!いや!やめて!いや!」
グレーテル:「ゆぅっくり切ってあげるからね。ほら、いたくなぁい、いたくなぁい。ね?痛くないしょ?」
ナンシー:「い、痛くない。あ、あ、あは、あはははは!痛くないわ!ふふふ、あは、あ、あはは!」
グレーテル:「ふふっ、壊れたわね。ナンシー?ほら、今度はあまぁい飲み物よ。ほら飲んでご覧なさい。」
ナンシー:「ええ、飲むわ!ゴクッゴクッ…ゔっ、おぇ、あ"ぁ"ぁ"、の゛、の゛どが、や、焼ける…」
グレーテル:「ふふふっ、皮膚がやける魔法の薬、用意していてよかったわ。ふふっ。どう?喉が焼けて潰れて喋れなくなるか気持ちは…」
ナンシー:「ゔ、ぅ゛ぅ゛…カハッ、ゲホッゲホッゲホ、」
グレーテル:「あ、そっか、喉焼けてるから喋れないんだった。私ったらいけない、いけない。」
ナンシー:「あ゛ぁ゛、だ、だずげで、」
グレーテル:「助ける人なんて誰もいないわ。ここには誰一人いない。」
ナンシー:「ぞ、ぞん゛な゛…ゔ、ゔぅ゛」
グレーテル:「その絶望に満ちた顔、あぁ、そそるわ。ふふふっ、でも、もう遊びは終わり。あなたと遊ぶのもそろそろ飽きたから、これからヘンゼルと一緒にフリップと遊ぼうと思うの。だ、か、ら、あなたは邪魔なの。さよなら、お母さん。」
ヒュン
バシュッ
ドサッ
グレーテル:「あ、汚らわしい女の血が顔に着いちゃった…最悪、後で流してしまいましょう。 」
フィリップ:「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"」
ヘンゼル:「ひひひひっ!」
グレーテル:「始まったわね。」
フィリップ:「やめてくれ!やめてくれ!もういいだろう!やめろ!」
ヘンゼル:「ヤダね。」
フィリップ:「ひぃ!」
ヘンゼル:「ほら目を見開いて?…んー、どうしても目をつぶっちゃうなぁ…あ!こうしちゃおー。ひひひっ!」
グレーテル:「瞼を切るなら、ナイフよりハサミがいいわ。」
ヘンゼル:「そうだね!そうしよっか!」
フィリップ:「やめろ!やめてくれ!いやだ!」
ヘンゼル:「ひひひひひひっ!!!」
フィリップ:「ぐぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
グレーテル:「ヘンゼル、これ。」
ヘンゼル:「ありがとうグレーテル!よぉし、目、潰すね!ひひっ」
フィリップ:「ひぃ」
ぐちゃァ
フィリップ:「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"」
ヘンゼル:「ひひひひひっ!たのしいなぁー、ねぇフィリップ?」
フィリップ:「はぁ、はぁはぁ、」
グレーテル:「こいつ、頑丈ね。」
ヘンゼル:「だねー。…あ!グレーテル!」
グレーテル:「ん?何?ヘンゼル。」
ヘンゼル:「こいつ、持って帰ろうよ!そんで腐るまで遊ぼう!」
グレーテル:「いいわね、持って帰りましょう。」
ヘンゼル:「やったね!ねぇ、フィリップ。僕たちと死ぬまでずっと一緒にいられて嬉しいよね、ね?」
フィリップ:「…」
ヘンゼル:「いやなの?」
フィリップ:「…う、うれしいです。」
ヘンゼル:「えへへ、いいこだねー。」
グレーテル:「ねぇ、ヘンゼル。」
ヘンゼル:「ん?どうしたの?グレーテル。」
グレーテル:「それ、持って帰るのはいいけど、あそこに転がってるさ、ローストマンどうする?」
ヘンゼル:「息があるか確かめてみようよ。」
グレーテル:「そうね。」
ツンツン
ヘンゼル:「おーい、アレックス生きてるー?」
アレックス:「ゔ、ゔぅ゛…」
ヘンゼル:「うわっ!生きてた!」
グレーテル:「あら、生きてたのね。しぶといわね。」
ヘンゼル:「フィリップは持って帰るとして、これどうする?」
グレーテル:「溶かしちゃいましょうか。」
ヘンゼル:「そうだね!」
グレーテル:「なら酸に付けなきゃね。あ、ヘンゼル、」
ヘンゼル:「ん?どうしたの?」
グレーテル:「溶かすより、剥製にしたら面白そうじゃない?」
ヘンゼル:「んー、確かにそっちの方が面白そう…でもどんな感じの剥製にする?」
グレーテル:「動物の骨、あったでしょ?あれを使って、組み合わせて一つの作品として作るの。どうかしら?」
ヘンゼル:「なかなかサイコパスだねぇ。いいよ!まずは中身くり抜かなきゃね。」
グレーテル:「そうね、アレックス、こっちにおいで。」
アレックス:「あ゛ぁ゛ぁ゛」
グレーテル:「いい子ね、よしよし。」
ヘンゼル:「道具持ってきたよー」
グレーテル:「ふふっ、ありがとうヘンゼル。さて、始めちゃいましょうか。」
ヘンゼル&グレーテル:「ひひひひひひひっ!!!!」
───────────────────
グレーテル:「ふぅ、出来上がった。」
ヘンゼル:「疲れたねぇ、丸焼きだから肌が硬い硬い…もう、くたくただよぉ、」
グレーテル:「そうね。さて、これとそれは残して、あれを持って帰りましょう。もうだるまにしてあるのよね?」
ヘンゼル:「もちろん!」
グレーテル:「ならさっさと帰りましょ。空間移動魔法術、使うわよ。早くあれ持ってきて。」
ヘンゼル:「へーい。」
フィリップ:「あ、あ、あぁ、ナン、シー、ア、アレックス…」
ヘンゼル:「はいはい。寂しいねー、お別れして行こうねー。」
グレーテル:「さて、帰りましょ。」
ヘンゼル:「うん!」
ヘンゼル:「それじゃ、」
グレーテル:「2人とも、」
ヘンゼル&グレーテル:「バイバーイ」
ヘンゼル&グレーテル:「あはははは!!」
Fin
June bride 誰かのぽっぽちゃん @Margarita-0221
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