暖かくて優しく、とても綺麗な物語

志半ばで天国に行った幽霊と、その思いを受けゴーストライターになった女性の友情の物語です。

静かで優しく流れる作品世界がただただ心地良いです。
主人公も幽霊も共に体温をしっかり感じ、二人の感情の流れも伝わってくるので、夢中になって読んでしまいます。

何より、個人的に素晴らしいと感じたのは最後の１行です。
ここで、私は涙が溢れてきました。
上がって上がって……で来ていた感情が、最後の１行で一気に溢れた感じで。

ぜひ皆さんも一読されて、この感動を感じて頂けらばと。