まだ若いんだから、なんとか出来たでしょ


 どうも、子ども部屋おばさんです。
 職場でも実家でも居場所がありません。
 キャーキャー持て囃される人たちの何倍も苦労しているはずなのに、私を見る目は冷たくて。

 こんな私は間違っているのでしょうか?



 吐き気のする作品というのがある。

 人の悪意、無関心、あるいは利己心をまざまざと見せつけ、ある人物を激しく痛めつける。「厳しすぎる現実」に対する拒絶反応が、吐き気を引き起こす。

「後味が悪い」と概要に記載されている通り、それなりの年齢にして実家暮らしである主人公が受ける仕打ちは、
 読む人によっては深く刺さって夜眠れなくなりそうなリアルさを持つ。

 何が悲しいって、この物語の後、あれほど年齢でバカにしていた人達は、主人公のことを「まだ若くて希望があるんだから」と言い出すだろうということだ……

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