おてんばな姫と憎まれ口を叩く剣士が紡ぐ美しき恋愛ファンタジーをあなたに

主人公のエセルはレントリア国の末姫。
或る夜襲いくる魔物たちから逃れるために南の塔に逃げ込んだところで、空飛ぶ天馬に乗る剣士ラキスと運命の出逢いを果たします。
すこしずつ心を通わせていくふたりですが、実はラキスには或る秘密があって……。

作者さんの手によって丁寧に丁寧に紡がれる王道ファンタジーは読み応え抜群で、まるで大作映画を観ているような気持ちになれます。
そしてその中で描かれるのは、不器用なふたりのまっすぐな愛。
さくっと楽しく読める作品もいいですが、こういう作品をじっくりと味わうことこそが読書の醍醐味だと思うのです。
小説の世界にひたりたいと思っている方に全力でおすすめします!

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