概要
カウンセラーは心の悩みを解決するのが仕事だ。俺の能力を使えたら・・・。
このところ、企業ハラスメントの被害で、小田亮のカウンセリング室を訪れるクライアントがあとを絶たない。原因は世代間における社会通念の違いだ。特に昭和世代の一部の者たちはハラスメントを気にしていないため、平成世代はその者たちのハラスメントの矢面に立たされているのが現状だ。
「どうしました?」
小田亮はカウンセリング室を訪れたクライアント原田伸子に尋ねた。
「はい。上司の女が何かにつけて、私を虐めるんです。勝手に私のカバンの中をあさったり、仲間と結託して根も葉もない噂を流したり、事ある毎に難癖つけるんです」
「もしかして、その上司は昭和世代で、あなたほどではないが美人ですね?」
「えっ、どうしてわかるんですか?私、上司について何も話していませんよ」
クライアント原田伸子は驚いている。
「
「どうしました?」
小田亮はカウンセリング室を訪れたクライアント原田伸子に尋ねた。
「はい。上司の女が何かにつけて、私を虐めるんです。勝手に私のカバンの中をあさったり、仲間と結託して根も葉もない噂を流したり、事ある毎に難癖つけるんです」
「もしかして、その上司は昭和世代で、あなたほどではないが美人ですね?」
「えっ、どうしてわかるんですか?私、上司について何も話していませんよ」
クライアント原田伸子は驚いている。
「
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?