控えめで善なる少年と、欲に突き動かされる底知れぬ悪霊が、期せずしてバディ関係を結ぶ物語。映像的なまでに目に浮かぶヤマ場の描写が見事です。設定から文章まで完成度が高く、続きが待たれます。
児童書生まれファンタジー育ち、二次も嗜む奴は友達。
心優しい主人公。その主人公と組むことになる人外の存在。物語の序盤から明示されるラスボスの存在。段階的に現れる敵と戦いながら縮まっていく相棒との距離……。王道です。まるで王道漫画のよう。しかし…続きを読む
おばあちゃん子で善良な主人公が壮大な試練に立ち向かうため、タッグを組んだのはまさかの悪霊。スリリングな展開にドキドキしながら読み進めていましたが、二人の凸凹感に自然と引き込まれていきました。…続きを読む
私は本作「霊々、夜。」を読ませていただき、これは組成の物語だと感じました。組成の各過程においては読者に、変化と研磨というエンターテインメントが与えられます。これはたいへん心地よく興味深い時間であり、…続きを読む
ロクロウなどの脇を固める人外キャラクターが印象的な一作です。全然マークしていなかったキャラクターに驚きが仕掛けられていたり、それを受けて「このキャラももしや?」と推測してしまいます。どう物語…続きを読む
もっと見る