第6話 雨洞窟

シャーロン:なんだよ 朝から。しかも雨だし…

???:はやくはやく

シャーロン:(はぁ このクソガキが)


【底無し洞窟】

シャーロン:おいおいまさか…

???:とっ友達が全く帰ってこなくて…待ってたら水が…

シャーロン:(私はレスキュー隊じゃないってんの)

シャーロン:昨日の夜中に入ってのか?

???:うっ うん

シャーロン:じゃぁレスキューを呼べ。

???:呼んでも全く来てくれないの。

シャーロン:民間保護め

※民間保護はレスキュー活動も行っている

???:だから探偵のお姉ちゃんにお願いしたんだけど…

ロックス:なんで勝手に出ていっちゃうんですか〜?

シャーロン:あぁ~分かった。

???:ありがとうっ!

???は嬉しさのあまり飛び跳ねた。

シャーロン:まずは自己紹介からだろ。

シーム:私はシームといいます。

シャーロン:親御さんはどこへ?

シーム:親…ですか?

シャーロン:ええ。

シーム:母は他界、父はショックでアルコール中毒。

シャーロン:友達の情報は?

シーム:名前はタティス。親は離婚で母が他界する前に僕の家に来た。それから母が他界したあと父の暴力から逃れるため外でこうやって遊んでいました。

シャーロン:そうね…

ロックス:私 この事件の犯人を捕まえれそうな気がする(ニヤニヤ)

シャーロン:これは普通に事故だよ。

ロックス:あっ そうなの。

シャーロン:まずダイバーを呼ばないと。

ロックス:ダイバー?

シャーロン:あぁ この洞窟はかなり深い。そこに雨水が流れると底に水が貯まる。今回はかなりの大雨だ。ほら 中身はまるで海だ。

ロックス:それっで溺れた可能性が高いと…

シャーロン:あぁ。

シーム:えっ てことはタティスは…

シャーロン:死ぬと生きてるの比は9:1ね。

シーム:すみません 私は文系なんです。

シャーロン:生きてるよりも死んでる方がかなり可能性が高い。

シーム:っ!…

シャーロン:言うて可能性だ。生きてるかもしれない。

シーム:そっそうなんd

ロックス:そうなのっ!

シャーロン:なんでお前のほうが喜んでるんだよ。

ロックス:なんでそんなジト目なんですか。

シーム:少し怖いです。

シャーロン:殺すぞ。

シーム・ロックス:えっ?

シャーロン:でも私は泳ぐのは苦手だ。

ロックス:私が行きましょうか?

シャーロン:お前、泳げるのか?

ロックス:奴隷時代に間違いを犯したときだいたいむち打ちか水攻めだから息を止めることには慣れてるんだよ。

シャーロン:でも溺れたりしないよね。

ロックス:大丈夫 多分

シーム:多分?(小声)

ロックス:じゃあ見てくるよ。


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