メスガキ煽り乱舞台詞、SF的堅実設定。背反要素ミックスに脳が沸騰します

ぶっちゃけタイトルでだいぶ引いたのですが（すみません）、作者さんの各所でのお話等を拝見していると、ひょっとしてこのタイトルで真面目なSFだったりします……？　との疑念が。
という次第で、事前に内容の想像がつかず、物は試しと覗いてみました。

……あー、この内容は事前に想像できない（笑）
めっちゃメスガキ煽り連打だし、台詞のハートマークは全編で何個あるんだって感じで乱舞してるし、漫画的にぶっとんだキャラクターたちにはラノベ的なテンションの高さを多分に感じますが、それはそれとしてディストピアSFっぽい世界設定と、細かく作り込まれたウイルス周りの設定もしっかり存在を主張している。
「足して２で割らない」という表現がここまでぴったりくる作品も、そうそうないんじゃないでしょうか。
ほんと、メスガキ要素もSF要素も、両者がっつりで一歩も引かずに混然一体と組み合わさってる感じです。

この濃ゆすぎる世界観と展開、最終的にどこにどう着地するのか、色々な意味でまったく見通せない作品世界から目が離せません。