スクワレルオハナシ

これは最後にスクワレルオハナシ……
子供は良いでも悪い意味でも無垢だ。
成長過程を経て、自身の行動、周囲の環境により良し悪しを学んでいく。
けれども、誰が言ったか、純粋無垢は罪であると。
子供のしたことだからと、子供を理由に終わらせる大人がいる。
けれども、許す許さぬを決めるのは、受けた側。
謝ったから、許されて当然だからと終わらせるが、それは身勝手な理屈。
この作品の恐ろしいところは、冒頭でピースが揃っていること。
一見してばらけているから、読み進めないと、終わりに至らないと気づけないし分からないから恐ろしい。
ああ、確かにスクワレルオハナシである。

あなたの足元がね。

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