幼い好奇心が招いた恐ろしい呪いとその結末
- ★★★ Excellent!!!
ほんの遊び心と好奇心で「行ってはいけない」と言われている廃村に踏み込んだために呪われた子どもたち。そこで遭遇したバケモノに「お前たちから必ず奪ってやる」と言われつつも、何事もなく4年の月日が流れ、突如として呪いが姿を現した。
呪いを回避すべく協力してバケモノの正体を調べ、真相へと着々と近づいていく様子にはワクワクしました!
苦労して、やっと呪いが解けたと安堵していたのに、終わっていない? 呪いが解けた後の話としては少し長いなと思いながら、続きを読み進めるうちに、この呪いの本当の恐ろしさを思い知らされました。
全てが明らかになる終盤を身震いしながら読み進め、最後の「ごめんな」に切なく胸を打たれました。
本当に恐ろしい、緻密に計算された呪いと物語でした。