聖なる歌声を持つ二人に待ち受ける過酷な運命

リオとオリヴィアは聖なる歌声を持ち、二人が歌うことで悪魔が祓われる。

そんなストーリーの背景で、二人に待ち受ける過酷な運命があった。

聖歌隊で歌えるのは男性のみ。
特に高音の音域である男性ソプラノは高い人気を誇っていた。

しかし、その裏で蠢く金や地位といった大人達の欲望が、孤児だった二人を翻弄する。

人身売買のブローカー。高音域を維持する為の去勢手術。欲望に囚われた育ての縁者。

実際の史実としてあった出来事を元に、悪魔付きなどの要素も上手く絡めた、シリアスラブストーリーといった作品です。

音楽や歌に知識がある人は、より楽しめると思います。

その他のおすすめレビュー

北乃 試練さんの他のおすすめレビュー556