まず、これはネタばれにならないと信じて敢えて書かせて頂きます。
5人の戦隊が悪と戦います。その5人は!
灼熱の炎! 俺レッド!
新緑の風! 俺グリーン!
漆黒の闇! 俺ブラック!
煌きらめく稲妻! 俺イエロー!
癒しの光! 俺(ワタシ)ピンク!
おわかりでしょうか? 全部「俺」です(笑)。
つまり5分割された「俺」が5人戦隊となり悪の宇宙人と戦います。もう、この時点で「そう来るんかーい!」とツッコみまくりです(笑)。
ですが、それだけに終わりません!
敵が可愛いです(笑)。
さて、そんな様々な新要素(?)を含む戦隊ものです。この5人「俺」、「俺」であって「俺」なんですが、個性があります。ちょっと何を言ってるかわからないって? いや、もう読んで下さい(懇願)(^^)/
お勧め致します。
ストーリーも丁寧に作られた素晴らしく秀逸な良作です。心のゆくまでお楽しみ下さいませ。
皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)
戦隊ヒーローになるという小説はここカクヨムサイトでいくつか見かけたことはあるが、本作は異色。なんと5人全員が「俺」なのだ。…いや、なんでそうなるのか、読んでみればわかる。5人中4人が「俺」、残る1人も「性別違うけど俺」。右を見ても左を見ても俺。俺をちょっと尊敬する俺。俺といい雰囲気になる俺。会議をしても全員俺だからモメることもなし。もはやあなたの理解力は、俺で大渋滞。そしてかわいらしい美少女の敵を、分析ならぬ観察してしまう5人の俺。そんな阿鼻叫喚のカオスで幕を開けた第1章は爆笑必至だが、第2章からなにやら不穏な流れに。真の敵が姿を見せ始め、分身戦隊オレンジャーズ(つまり全員俺)の本当の戦いが始まる。果たして彼らは地球を守ることができるのか。俺が5人という状況はどうなってしまうのか。第2章以降は、笑いだけでなく戦闘描写もしっかり味わえる。爆笑と戦隊モノ、一挙両得の小説。公共交通機関で読む際は吹き出し注意。