その名探偵、人たらしにつき。

「僕は魔法使いじゃなく、探偵だ。……あとおじさんじゃなくて、お、に、い、さ、ん! だっ!!」

ダレン・オスカー。二十二歳。爵位は子爵。だがアパート住まい。
そんな彼の職業は、探偵(しかし公にはされていない)。
その助手キャロルは、七歳年上の叔母。

かつては存在したが、今はなくなった魔法。
そんな国で生きる二人に舞い込む依頼。

ダレンを慕う孤児エリック、不思議な力を持つフィーリア、よく記念日を忘れるキャロルの夫アーサー、全力でブラコンする兄ディラン。

個性豊かな人たちと、どんなことも見逃さないダレンの目によって明らかになる真相とは……

「この話の真実はもちろん、僕が【探偵】だって事は、どうぞご内密に」

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