SFとは考えるあし、がかりである。

あなたは、これを読み、お父さんの奮闘記だとか、ヒーローものでだとか、ざまぁものだと言うかもしれない。

だが、私はあえて違うと言いたい。

これはテクノロジーを使う人類と自然への究極的な問いかけ、そこが面白さなのです、と。

誰かにとっての正義は別の誰かにとっての正義だというような台詞は使い古されているけれども、そもそも何が正しい天気なのか、予定調和が正義なのか、自然を支配することがわたしたち人間たちの正義になりえたのか。

あなたの目で確かめて欲しいと思う。

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