最新話まで拝読してのレビューです。
ジャンルは恋愛です。でも中身は様々な要素が詰まっています。
ヒロイン贄姫のベアトリクスはとある理由で魔王と婚姻、ある条件さえクリアすればめでたく離婚できるはずが、なぜがベアトリクスは居座ることに。
条件とは一定量の涙を流すだけという至極簡単なお仕事(!?)です。
魔王にとって涙は寿命を延ばすために絶対不可欠なものです。
でも訳ありベアトリクスはこれを断固拒否、離婚などもっての外と居座るのですね。
ここからが本番です。
賢い魔族も、そうでない魔族も入り乱れ、何とか魔王のためにベアトリクスに涙を流させようとハートウォーミングな攻防戦を繰り広げます。
ちょっと泣いてしまうようなシーンも挟まるのがまたナイスポイントでもあります。
彼らとのやりとりがとんでもなく愛らしいんですよね。
どのキャラも魅力的に描かれていて、恐らくこいつは嫌いだ、というキャラはいないのではとさえ思えます。
さて、ベアトリクスはめでたく離婚せず居座り続けることができるのか?
真の王妃とはいったい何なのか。
物語はハイペースでどんどん進んでいきます。
でもご安心を。とても読みやすく、読み始めたらあっという間に最新話までたどり着いていることでしょう。
年末年始、お勧めの作品です。ぜひこの機会に触れてみてください。
魔王様に捧げる涙を流すため、生贄姫として魔族の国へ嫁いできたベアトリス姫。生贄といっても過酷なことはなく、初代魔王様の加護に守られながら、一定量の涙を流せば契約終了→離婚可能、というゆるゆるなものなのですが――
実家の境遇が不遇で過酷だったベアトリスは、何があっても家に帰りたくない。それで、絶対に泣かない、と心に決め、それを魔王と魔族たちに宣言します。
魔王様も生贄姫の涙を必要とする切実な理由があるために、魔族たちはあの手この手でベアトリスを泣かせようとします。それらに対する決め台詞が。
「可愛くてごめんあそばせ?」
最初は、魔族たちの罵倒や嫌がらせに対する煽り返しに過ぎなかったこの台詞、物語が進んで魔王様との関係が変化してゆくにつれて、いろんな表情を見せるようになります。結構お似合いですよねおふたり!
とはいえ魔族たちは、ベアトリスが魔王様に優遇されるのも面白くないので、嫌がらせも段々と陰湿みを増してゆき……ついには。
破格の加護に守られ、最強の魔王様を味方につけても、防ぎきれないものだってあるのです。
おふたりの関係がどうなっていくのか、魔族たちとの関係は改善されるのか。先が楽しみな恋愛ファンタジーです。ぜひ、ご一読ください。
カワ(・∀・)イイ!! 楽しいお話を紹介します。
主人公のベアトリスは人間国から
政治の駆け引きにより贄姫として魔国にお嫁に行く。
魔国に住む魔王ジンは契約結婚した人間の涙をもらい
寿命を延ばしたい思惑がある。
涙をもらえば即離婚して人間国に返すのでwin―winの関係のはずなのですが
この贄姫は泣かない宣言をして魔国に居座る。
どうやらベアトリスには帰りたくない理由があるようで……。
うさ耳メイドやイノシシ嬢
ロリジジィのサイラスなどキャラクター達が個性豊か。
魔族とは「賢い奴だけが賢く、あとはどこまでもアホ」らしいので、
贄姫のベアトリスに帰ってもらおうと魔族は躍起になり
暴言、虐めようとしますが、ベアトリスは強メンタルで上手くかわします。
あれこれ企むおバカな魔族も可愛らしです(*^-^*)
また、魔王ジンの恋に落ち方がまた笑いを誘います。
物語は途中ですが溺愛の予感です!
これはぜひ漫画でも読んでみたい!
サクッと読める作品です。オススメします。
訳あり貴族のベアトリスは、政治的駆け引きの道具として、魔王に嫁がされる。
一方、魔王は人間が流す涙で寿命を延ばせるから、新妻をさっさと泣かせたい。
今までの妻は涙を流して、人間国へ帰って行った。
だが戻る場所のないベアトリスは、人間国へ帰りたくない。
魔国で居場所を得るため、たった一人の友人である愛猫と奮闘し、魔王の愛を勝ち取ってゆく。
タイトルになっている「可愛くて、ごめんあそばせ?」はベアトリスの決め台詞。
いじめられても可憐にスルーし、時にはやり返し、「可愛くて、ごめんあそばせ?」と言うベアトリスが小気味良いです!
魔族側もおバカでかわいいやつら。
決して憎めません。
ベアトリスに挑んで言い負かされる姿が面白い。
コメディシーンに笑いながら、魔王とベアトリスの恋愛要素も楽しめるこの作品、
独自の設定が興味深いですが、決して小難しいものではありません!
ぜひ気軽に読み始めてください!
ベアトリスは生贄姫として魔国で魔王と結婚式を挙げていた。
指輪をはめられたその瞬間、彼女は「強気な態度」に出る。その古い指輪は、どうやら初代魔王の最強の加護を受けており、魔族は生贄姫に対して肉体的に痛めつけたり、暴力的に殺したりできない、という条約が成立したらしい。
そうとなればこちらのもの!とばかりに、大勢の魔族と目の前の魔王に対してベアトリスは宣言する。
「私は絶対に泣きませんわ!」
その宣言に対して魔国民たちは聞くに堪えない暴言を吐きまくる。そんな言葉もなんのその!ベアトリスは強気な姿勢を崩さない。
どうやら魔王は生贄姫の涙を欲しがっていることがここでわかる。
泣かせることができれば離婚できるらしい?結婚したばかりで離婚したいの?←んん?
"魔国にいれば、身の安全が確保できる"
ベアトリスが魔国に留まりたいのには理由がある模様。
どうして人国に戻りたくないのか。魔国に留まりたいのか。
帰ったら"殺されるより酷い生き地獄が待っている"というのも、気になるところ。
一話からかなり謎が散りばめられていて、面白いのです。
続きは、ぜひ本編を読み進めてください。出て来る登場人物はひと癖もふた癖もあり、それだけでも賑やかしく、魅力的な作品。
しかも魔国民たちは全力で離婚してもらいたい、でも暴力は駄目!それ以外の様々な手段で邪魔しようとしてくるのも楽しいのです。
帰りたくないベアトリスと帰って欲しい魔王の距離が徐々に縮まるのも、見どころ。
人気がある作品なのも頷ける、テンポの良い新しい形の異類婚姻譚。
「可愛くてごめんあそばせ?」
彼女の決め台詞もある意味清々しい。
おススメの作品です ♪
まだ読んでいない方、ぜひ、読んでみてください。
読み始めたら最新話に追いついてしまったので、熱があるうちのレビューとなります!
導入から、本質を隠す見事な1話で幕をあける王妃様の物語です!
あらすじの通りなぜ「涙」を欲するのか、そしてなぜ離婚を拒むのか。慣れない魔の国にしがみつこうとする姿が王妃が逞しければ逞しいほどに疑問が大きくなるわけですが・・・
比較的さっくりと明かされるためぜひともご自身の目で読んで頂きたいです!
基本的にバトル系やミステリーを中心に読むタイプで、緊張感と隣り合わせが多いのですが、この作品の場合、作中の見事な縛りが機能しており、安心して次の展開に胸を高鳴らせることができるのはとてもありがたいです!
いつ魔王に王妃の可愛いが炸裂するのか、期待しつつ読み進めたい良作、みなさんもご覧になってはいかがでしょうか!