恋心は、純度が増す程、暗く濁りゆく

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幼少の頃、自分は「女性を愛する女性」なのだという自覚が芽生え、そして、澄佳という女性と出会って、強い想いを抱いてきた、主人公のまの。
彼女の澄佳への気持ちは強まれば強まる程、その気持ちが純度を増す程、それにつれて暗く、強い執着や独占欲へと変容していた。それを、彼女自身が決定的に自覚する契機となったのが、澄佳に彼氏が出来た事で生じた、「澄佳が、自分から離れてしまうのではないか」という切迫した恐怖だと、読んでいて、感じ取りました。
澄佳の彼氏の青年も、一見、理想的な好青年でありながら、一筋縄ではいかない何かがありそうで、気になりますね…。

宜しければ、拙作も読んで頂けたら嬉しいです!