自然と人との共存。立場的正義が垣間見られます。

本作はやたらと報道されている熊被害について掘り下げた作品となっております。

幸福な時間と不幸は背中合わせ。簡単に一変することを読者は知らされる。臨場感溢れる恐怖心は不思議と作品への没入感へと転換されていくことでしょう。

主に被害者の少年視点で描かれておりますが、実をいうと熊側についても語られています。
何が悪いのか。そもそも悪者がそこにいたのか。考えさせられる作品だと感じました。

お勧めの作品です。

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