刮目せよ、これが熊という生き物の恐ろしさだ!

 近年(今年は特に)、熊が人里に降りて来て人を襲う事件が多発しています。
にもかかわらず、それを駆除する行為を「可哀想」などと非難する輩が多くて、正直「何を言ってるんだ」と呆れることもしばしばです。

 野生動物には三度の飯など存在しません。彼らは常に飢えています、故に食えるチャンスがあれば躊躇するわけがないのです。

 それが例え農作物でも、家畜でも、そして、ヒトでも。

 そんな熊の恐ろしさを、ひとつのドキュメンタリー風に描いたこの作品。残酷な悲劇ではあります、しかしこれは現実に起こりうるどころか、すでに現在進行形で起こりつつある状態でもあるのです。

 熊が出没する地域にお住まいの方が、くれぐれも被害に会わないことを心から祈りつつ、この小説をレビューさせて頂きます。

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