まだ世界を知らない少女と滅びゆく魔法を使う青年の物語

真っ白な雪に囲まれた世界から始まる物語は、静謐で優しいです。

母親からの衝撃の一言を抱えたまま夜舞病棟という施設で暮らす少女。
少女がなぜ施設で暮らすことになったのかは、まだわかりません。

少女を引き取ることになる青年は滅びゆく魔法を使える存在。
彼がなぜ少女を引き取るのか、その理由も明らかにはされていません。

ただ、少女は青年を通して色々なことを知り、そこに淡い恋心も見え隠れします。
少女と青年の未来に何が待つのか。
冬の夜にゆっくりと読みたい作品です。

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