祖父から鍵屋を継いだ主人公、翔太、と、なぜか翔太の鍵屋にどうしても就職したがる青年、坂口。この翔太と坂口が本当に噛み合わない(笑)どうやら優秀らしい坂口は常に飄々としていて、翔太は苛々しっぱなし。雇うなんてとんでもない、と思っていたのに…依頼された箱の鍵をあけたことでミステリが始まり、結局、翔太は坂口を雇うことになります。読みやすい文体で語られる日常ミステリ。翔太と一緒に坂口のペースに翻弄されてみてはいかがでしょう(^^)
サクサク読めるのに読了感がすごい作品です。とても軽妙な語り口に惹き込まれ、その個性ある登場人物たちの会話がとても個性的です。キャラも個性的です。個性にあふれています。機知に富んだ読み応えのある作品です。いつまでもこのやりとりを見ていたくなりました。
つけさせていただきたいんですが、システムの都合上3個が上限のようです。非常に残念ですね。図書館に通い詰めていた時のことを思い出しました。フラフラ歩き、本を手に取り、これだ!とビビッときた物語に出会えた時の喜び。それをweb上で味うことができたなんて、作者さんにはお礼しかないですね。本当にありがとうございます。
のっけからキレっキレの文体にぐいぐい引き込まれてしまいます。個人的に米田さんがツボです。女子高生の恋も始まって、恋バナ大好きな私としてはワクワクが止まらない~!坂口くんと翔太さんのこれからに、ますます目が離せません…!
登場人物が織り成す会話、状況の描写色々な言葉が宙を舞い頭に流れ込んできます。主人公のふたりは特に水と油。反発しているようではあるけれど、実は相性がいい。ドレッシングみたいな、そんな風。そんなドレッシングみたいなふたりが紐解くミステリー。そりゃあ美味しいんですよ。
10話までと他作品を読んで、相変わらず奥谷さんの作品はキャラが濃いなと感じました。トリックの面白さもありますが、キャラへの印象とキャラたちの掛け合いが非常に面白く、ミステリ初心者な自分でもとても読みやすかったです!今後の展開も期待して読み続けます!
10話まで読みました。ひたすら主人公と反りが合わない来客の話が続きます。そのかみ合わなさがコメディのように面白いです!さらにミステリーの要素もあります。読みごたえがある物語でした!