第4話 画力の低いエッセイ漫画って浅くない?
タイトルのとおりです。十年くらい前から流行ってる、タイトルだけで内容全部わかる系ですね。
育児系、モラハラ夫系、恋愛系、その他もろもろ。画力が極端に低い人のエッセイ漫画って、内容が無い気がするんですよ。誰でも言えることを「これが真理だ」と言わんばかりに、ドヤ顔で披露してる気がします。
エッセイ漫画はおろか、絵すらまともに描いたことない人間が何を偉そうに語ってるんだって感じですよね。
エッセイに限らず、心理学系とか解説系とか、人に何かを伝える系の漫画って、画力と中身が比例してる気がします。
私以外にこの説を主張している人を見たことがないんで、気がしますとしか言えないんですがね。
あと、あるあるだと思うんですけど、そういう漫画って画力と中身はさておいて、謎の動きがありますよね?
前に読んだ、恋愛エッセイの話をしましょうか。
中身を要約すると、ろくでもない女性が、ろくでもない男性と出会って、自分からフッてやったとドヤ顔する漫画です。最初から最後まで被害者ヅラなのが、最高に面白いです。
で、その中のワンシーンなんですけどね、男側の特筆するようなことがない普通の行動に、女性がなぜかドン引きするというシーンがあるんです。作者的には、共感してほしいポイントなんでしょうけど、一ミリもわかりませんでした。
で、そのドン引きシーンが面白いんですよ。衝撃波でもくらったのかって勢いで、椅子ごと後ろに下がるんです。
「後ろに下がる勢い=作者のドン引き度」だと思うんですけど、内容に共感できないから、ただのヤバイ女性なんですよ。
すみません、文章で説明してもわかりづらいですよね。じゃあ、あれです、よく見るヤツを出しましょう。
ガラスの仮面で有名な描写あるじゃないですか。キャラの目が真っ白で、勢いある効果背景ついてるヤツ。あれの出来損ないみたいなの、エッセイ漫画でよく見るんですよ。見ますよね?
内容とか台詞とか結論とか、何もかも浅いくせに、衝撃の展開でございって雰囲気出してるから面白いんですよ。ひねくれた読み方ですかね?
ここで疑問が頭をもたげてきます。
なんでこれが人気なの? 月収〇〇万とか、月間PV〇〇万とか、なんでそんなにいくの?
キャラがカワイイわけでもなければ、カッコイイわけでもない。内容も浅くて共感できない。
簡単な話ですよ。
ポイントは二つ(厳密にはもっとあるんでしょうけど)です。
一つは更新頻度です。
人間ってのは、新しいことを始めるときは腰が重いくせに、習慣化されたものは惰性で続けるんですよ。消費者側ならなおさらですね。
雑な作画と浅い内容って、毎日更新と相性がいいんですよ。私のエッセイと同じですね。まあ、私は毎日更新する気ないですけど。
二つ目は傷の舐め合いです。
先ほど共感できないと申し上げましたが、それは私が完全な第三者だからです。
第三者ってのは客観的に物事を見れるんです。だから、加害者と被害者を公平にジャッジできるんですよ。そうなると、一方的に被害者ヅラしてる人に共感はできないです。
SNSでエッセイ上げてる人のリプ欄を見ればわかりますけど、被害者ヅラしてる人達が集まって、共感と称賛のコメントを送ってるんです。
エッセイとは違いますけど、フェミニスト系のアカウントもそうですよね。男性に酷いことをされていると思い込んでる人達が集まって、よしよししあってるんです。
まあ、それで心が救われるなら何も言いませんよ。スッキリした方がいいに決まってますから。でも、あの人達って、更にキレてません?
架空のダメンズへの怒り(実在するかもしれませんけど、大体誇張表現でしょ)を共有しあって、男性への怒りを増幅させる。んで、手当たり次第にキレ散らかす。
完全に手の平の上ですね。同胞と見せかけて、金稼ぎに利用されてるだけという。
素朴な疑問なんですけど、ああいうエッセイ漫画を文章にしたらどうなるんでしょうか? 同じようにバズるんですかね。
いや、きっと漫画のほうが伸びるでしょうね。だって、ああいうのに共感する人って文章なんか読めないでしょ?
というか、文章にしたら数行で終わるからコンテンツとして成り立たないですね。
別に、人気者への妬みで、この記事を書いてるわけじゃないですよ。
社会不適合者を極めると、嫉妬するどころか、逆に感心するんです。自分の限界を見抜き、恥も外聞も捨てて稼ぎに走れるなんて凄いなって。
低身長の男は人権がうんたらと発言して炎上し、有名になった女性プロゲーマーいますよね? あの人なんて、まさにそうですよ。自分というものを理解しています。
プロゲーマーとしての腕前はわからないので触れません。アイドル路線について論じさせていただきます。
多分ですけど、アイドル路線で戦える器じゃないと自覚しているんでしょう。美人多いですからね、トップの人らって。
容姿だけじゃなくて、性格も重要です。性格なんていくら取り繕っても、いずれボロが出るものですから、素の性格が良くなきゃいけないです。
自分の容姿と性格、男という生き物、それらを考慮した結果が今なんですよ。知らんけど。
結果的に大成功ですもんね。一般的な路線だったら、時間と共に消えていたと思います。あの人がどうとかじゃなくて、他の人らが美人すぎるんです。
アンチになるわけでもなければ、ファンになるわけでもない。
小バカにしつつも、生き方、やり口は認める。
こういう距離の保ち方が、まさに社会不適合者なんですね。
なんとでも言ってくださいよ。アンチにもファンにもなりたくないし、全否定も全肯定もしたくない。この立ち位置を崩してまで、社会適合者になりたくない。
一番浅いのは私です。画力を文章力に置き換えれば、今回の説は立証成功ですよ。
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