激動の時代を突き進む人々

タイトルはなんだかお堅そうな、いわゆる大河ドラマのような印象がありますが、
中身はどっちかというと朝ドラのようなすっきり読めるタイプのお話です。
時代劇とファンタジーがうまい具合に融合していて、ところどころで史実の有名人が違和感なく溶け込んでいるのも面白いですよ!

日本が近代国家に脱皮していく激動の時代では、先進的な帝都と主人公が生まれ育ったような片田舎ではこれほどまでに価値観や倫理観が異なるのか……
その差が、時に喜劇を、そして悲劇を生み出します。
現代の道徳的価値観で育った我々には、色々と考えさせられるのではないでしょうか。