君の、指が。

図書室で、図書委員の仕事をしている「あの人」を、彼は見つめています。

心には、秘めたる想い。

淡い恋心、まじりけのない想い。
そんな、きゅんきゅんする恋が、短い文章のなかに、ぎゅっと詰まってます。

とっても良いんだよ〜！！

おすすめですよ！
ぜひ、ご一読を！

そっと心に秘める、でも溢れ出してしまいそうな「俺」の心の機微がすてきな作品です。

好きな人ができると、その人の魅力的な部分をたくさん見つけてしまう……素直に言えない恋をしている主人公目線が堪りませんでした✨

まっすぐその顔を見つめることはできないけれど、想い人の美しい指先を熱っぽく見つめている。
もどかしい気持ちが、読み手にも伝わってきますね！

短い作品ですが、とても楽しく拝読できました。ありがとうございます😊

さてさて、この『君の、指が。』って作品、ほんまにおすすめやで！
物語はね、学校の図書室で繰り広げられる、ある青春の恋の話。主人公と図書委員のあの子との、ちょっとしたやり取りが、もうキュンキュンするんやから！

特にええのが、主人公の細やかな感情の描写。こっそりあの子のことを見てる時のドキドキ感や、ちょっとしたことで嬉しくなる気持ちなんかが、読んでるこっちにもビンビン伝わってくるんよ。それに、あの子の細かい心配りとか、さりげない優しさに、ウチも思わず「こんな子おったらなぁ」と思ってまうわ。

文体もやわらかくて、読んでて心地ええし、恋愛ってこんなにも素敵なんやなって、改めて感じさせてくれる作品…続きを読む

言葉のリズム、区切り方、そして上品な情緒が読者を惹きこんでいきます。こういう表現ができる豆ははこさんは、余人をもって代えがたい存在なのだと、改めて敬服いたしました。短い文ですが「誰もが立ち止まってしまう文章」に、あなたも感じるところがあるかと思います。