バレエ用語集【ら行】
【ら】
〇ラッサン
ハンガリー語で「ゆっくり」
チャルダッシュ、ハンガリーのフォークダンスなどで見られる。
〇ランベルセ
右回転のランベルセの場合、左足軸に立つと同時に右足アチチュードで体を右回転させる。この時状態は少し左に倒すようにしながら回転する。
【り】
〇リエゾン・ド・ピルエット(フェアテ)(ペアテ)
一回転のピルエットを連続して回るテクニック。ピルエットを一回転するごとに五番ポジションのドゥミ・プリエに下りてピルエットを連続して繰り返す。バレエ『ドン・キホーテ』(第一幕)のキトリのヴァリエーションなどで踊られる。
〇リノリウム
ステージやバレエスタジオ、ダンススタジオなどの床材として使われる。
〇リプカ
リフトの一種。
男性右足を伸ばした状態で、左足の膝を曲げ腰を下げる。このとき男性の左足の太腿の上に女性の右足の太腿・腰近くが乗るようにする。男性は左太腿に乗せた女性を左脇で押さえるようにして、両手を女性から離し手は広げるポーズを取る。
女性は右足の膝を曲げ男性の背中に回すようにする。この時女性の上体は男性の伸ばした右足の方向、左足は男性の左肩の上、顔(頭)あたりにくるようにする。体全体が斜め下に向かうような形になるが、腹筋と背筋で上体を起こし舞台の正面を見る。あるいは斜め下に上体を向けるが、いずれの場合でも上体を反らせるように起こす。
いろいろな作品のアダージオで使われるが、このリフトが一番「どうなってるの?」「どうして女性が落ちないの?」と思われるリフト。
いろいろな説明で左右を使い分けているのは説明がしやすいため。もちろん左右両方あり、振付によりダンサーにより説明とは反対の場合もあります。
【る】
〇ルベランス
お辞儀。
〇ルルベ
踵をあげて立つ。足首の甲を張り出すように一番高いところまで立つ。
【ろ】
〇ロマンティック・チュチュ
バレリーナの衣装として有名なチュチュ。ウェディングドレスのようにふわっとした形のスカートのチュチュをロマンティックチュチュという。チュール素材で作られたスカートで裾丈は膝と踝の間くらいで優雅な踊りを表現する。
『ジゼル』『ラ・シルフィード』『レ・シルフィード』などの衣装として使われる。
〇ロン・ド・ジャンブ・ア・テール
〇ロン・ド・ジャンブ・アン・レール
ロン・ド・ジャンブは足先で弧を描くような動き。ア・テールはつま先を床に付けた位置で弧を描く。アン・レールは足を四十五度くらい浮かせた状態で弧を描く。軸を取られないように気を付ける。いつでも左手をバーから離せるように軸を感じる。
バレエ用語集 ~ 『エトワール1993』を読むために KKモントレイユ @kkworld1983
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