ninjin

窓辺に腰かけて オレンジ噛る君に


見惚みとれてた 日曜の午後



海を往く列車の警笛を 遠くに掠めながら


舞い上がる 風は涼しげに



手を伸ばせば 君の髪に触れられる距離が


今は とても離れて感じてしまうよ



言い出せない言葉と 抑えきれない気持ちを抱いて


どうしてだろう


とても優しい


そして とても切ない




小さくはにかんだ 唇にkissをした


僕は僕を 許せなくて責めるよ



別れの時刻ときが近付き どんなに強がってみても


柔らかな


君の指で


拭われた


僕の涙は


とめどなく


溢れ続けて


「さようなら」なんて 言えないよ



次に出逢うことがあったら…


そんなことが無いことは分かっているのに


優しく 切なく


そして 限りなく 優しい


君の言葉が


僕を


優しい気持ちにさせるんだよ








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ninjin @airumika

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