刺激的な聖女のお導きが、スゴイ! おもしろい! クセになる!
- ★★★ Excellent!!!
初めは、単なるSMの話なのかと思いましたが(←作者様、ごめんなさい!)、読み進むにつれ、その面白さ、やさしさ、テーマの深さに没頭してしまいました。
深い! 作者様の、人間心理の洞察眼と表現力には、感心し、感動すら覚えました。(特に、14話からのコラス三姉弟編)
この物語が紙の本だったら、絶対買います! そして人間心理の教科書として、手元に置いておくでしょう。……そう思うくらいに、感銘を受けた物語でした。
▼主人公の少女アリアは、ケニス小国の新米聖女。ストイックな修道生活を、先輩聖女とともに送っている。信者を導くのが聖女の務めなのだが、アリアは、それまでになかったまったく新しい導きに目覚めてしまう。それは、信者を罵ったり踏んづけたりする、ドSな導きだった! 破天荒ではあるが、真をついた導きに、人々の悩みは解決してゆく。
シリアスとコメディが半々くらいで、自分にとっては、とてもよいバランスに感じました。
アリアの表人格と裏人格のギャップがおもしろく、どちらの人格もキャラ立っていて魅力的でした。
よい意味でのオリジナリティがあふれる、とても面白い物語でした!!!