まずはタイトルの美しさに惹かれました。そして、その期待を裏切らない物語でした!
ストーリーはシリアスですが、内藤ふでばこ先生ならではの、ほんわかしたタッチで、こころよく物語は進んでいきます。
リリカル、詩的、美しい文章で、ロマンティックな物語のなかに読者を引きこんでくれます。特に、エンディングの盛りあがりと終わり方は素晴らしくて、切なかったです。
▼東京で大学生になった主人公ヒロコは、花屋さんでアルバイトをはじめる。
配達先で出会ったのは、美貌の男性・佐倉森(さくら・しん)だった。
人ならぬ者という……ふたりにしかわからない秘密を胸に、ヒロコは恋に落ちてゆく。
森(しん)は、何者なのか? 彼の正体が、明かされてゆく。
ヒロコの恋の行方は――!?
まずは前作、『狐につままれる』をどうぞ! 『狐につままれる』が好きな人なら、絶対にオススメです!
このシリーズ、絶対おもしろいから、つづけてほしいです。
作者様、次回作も、期待しています!!