牛蒡、そして(今ここにあるかもしれない)ディストピア

普通に生活していたら絶対思いつかない単語の組み合わせ、それが「牛蒡」と「ディストピア」。しかし本作は、そんな限界を軽々と越えてきた。
本作の作者は、「昆布」と「ATM」という、これまた常人離れした(褒めてます)組み合わせで見事な短編をものしているが、昆布+ATMも本作も、現実世界に生きる我々に「思い当たる節がある」と感じさせる点は共通している。昆布の時はSNSでの反応だったが、本作のそれはより重い。少なくとも私はそう感じた。

(以下個人の感想)私も、「〇〇のもと」を当たり前と受け入れていないだろうか……?

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