ただ「戦う」だけじゃない。実はとても奥が深い冒険物語!

 異世界ファンタジーといえば、「勇者」と「魔王」――。一見よく目にする組み合わせですが、本作はそんな王道の歴史が一段落したあとの時系列で描かれています。
 せっかく平和になったのに、なんで勇者さん世界の核を壊したの!? という疑問から始まり、本作のパーティーがその謎に迫るため、旅に出るというおはなし。「少年」と「オッサン」という、異色のコンビを中心に、仲間が増えていくにつれ段々と賑やかになっていく様子が見て楽しめます。
 分かりやすい地の文の説明、特殊な用語や単語にふられた読み仮名、そしてキャラ紹介など、この一冊で「へーそうなんだ!?」という気づきや発見が沢山あるかと思います。

 「異世界ファンタジーって、普段あまり読まないんだけど、どんな感じなんだろう?」と興味を持たれた方も、ぜひ読んでみて下さい。おススメです。

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