一方通行の「選択」だからこそ、勇気がほしい人必見!

 時は2050年。地上と分かつ天空都市「彩雲」から地上へ、スカイダイビングで人や物を運んでくれる運び屋「藍銅鉱(アズライト)」の凸凹コンビによるブロマンス作品。
 さらに運んでいる途中、空飛ぶ危険な異形たちをも倒していくというのだから、まさに並大抵の覚悟では務まらない命懸けの仕事というわけです。
 だからこそ本作はタイトルの和訳通り、「後悔しない選択」をしていく意味を教えてくれます。
 運び屋につけられた名前「藍銅鉱(アズライト)」の石言葉を知れば、更にその重みに気付かされることでしょう。

 片道切符。
 一か八か。
 運命の分かれ道。

 表現はさまざまながら、人生はそんな「選択」の連続であり、時にヤケを起こしたり、どっちつかずで迷った末に後悔してしまう── なんて事もあるかもしれません。
 そんな時にぜひ読んでほしい、選択の勇気をくれるバディアクション小説です。

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