僕は謝りたい!
羽弦トリス
第1話石を投げた
小学生の時、М君はイジメられていた。
また、イジメて下さいと言うような行動を取るのでイジメられていた。
М君へのイジメは30年以上経っても忘れられない。
僕は帰り路に、М君に向かって石を投げた。
背中にヒットした。
М君は僕を追いかけて来た。涙を流しながら。
それを笑いながら、走って逃げた。
だが、家庭訪問で女先生がМ君宅へ行き、お母さんからイジメの事を聴いて、先生は涙を流したと言う。
だから、僕はその4年生の時からМ君を守るようになる。僕は何て、残酷な事をМ君にしてしまったのか?
それから、М君と僕は一緒に魚釣りをしたり、マンガを読んだりしていた。
周りは僕までイジメてきたが、イジメっ子を殴ったら、イジメられなくなった。
М君と僕は中学時代まで仲が良かった。高校で別れ、県外に出てから21歳の時、カラオケ屋の駐車場で、久しぶりにМ君と会った。かわいい彼女がいた。
間もなく、М君は結婚して子供が出来たが、23歳で離婚した。女の子には借金があったそうだ。
М君とは、弟の義父を通じて今も交流がある。
イジメはいけないが、まだまだ反省しないといけない思い出がある。
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