現代ファンタジーでミステリー。そんな不思議なヒューマンドラマの文芸小説

最新話の69話まで読んでのレビューになります。

この小説を解説するのって難しいと思うのです。なんというか既存の枠にはまっていないというか、そういう印象を受ける小説です。でも敢えて言うのなら「現代ファンタジー」であり「ミステリー」であり、それでいて「ヒューマンドラマ」って感じかなぁ……。うーん、それくらい不思議な印象を受ける小説です。

なんというか、この理解であっているか自信がないですが、この物語のテーマは「決意」というか「意志」というかそういうものである気がするんです。でも、そうとも言い切れないところもたくさんあって、なんとうか、深刻なシーンもあるにはあるんですが、それでも輪郭が淡くて、なんですかね。すごく落ち着く印象を受けるというか・・・。そんな読み味の不思議な小説です

ただ、これだけは言えます。2章の途中から面白くなります。なので、せめて2章の終わりまでは読んで欲しい気がします。カクヨムの読者って、前半で自分と合わないと読まない傾向がありますが、こういう文芸寄りの小説って、面白さが積み上がってきて、一気にそこから面白くなる傾向があるのです。ブラバをするのは2章まで読んでからにして欲しいのです!

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