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  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    すごく面白かったです! 老いた光秀が見せた凄みが伝わってきて、最終話は拝読しながらぞわぞわしました。さすがです……!

    現代に伝わっている歴史の裏側で、こんなドラマが実際に展開されていたのではないかなと思うくらいに、錯綜する思惑の描き方が素晴らしかったです。この感覚は、四谷軒さんの他のお話を拝読した時にもありました。

    ラスト一文に、世界が変わっていくことへの希望と、そこに至るまでに積み上げられていく犠牲の重さが感じられて、なんとも切ない気分になりました。穏やかで味わい深い読後感に浸っています。読ませてくださり、ありがとうございました!

    作者からの返信

    お星様、ありがとうございます。

    老人・光秀という、これまでの創作物であまり見ないタイプの光秀、ご堪能いただけたようで何よりです^^;
    「老いた」というファクターを背負ったことによる悲哀そして妄執みたいなものを表現できれば、と思って書きました。

    本能寺の変は、今までいろいろな創作物で描かれてきましたが、この「老い」というファクターを帯びたら、どう見えるんだろうと思ったのがキッカケでした。
    数々の信長の光秀への「仕打ち」も、光秀の衰えが起因であり、そして信長は光秀の引退への道筋をつけていたとしたら……と、まさに「チェス盤をひっくり返す」という感じに見えてきたのです^^;
    このあたり、「うみねこ」や「ひぐらし」で鍛えられた(?)おかげだと思っています(笑)
    私の他のお話についても、そんな感じで書いています^^;

    ラストのあたりは、やっぱりこういう虚しさや寂しさがあってこそ、お話が映えるというか、締まるというか、そんな感じになると思って、このようにいたしました。
    この辺も「ひぐらし」の皆殺し編とか「うみねこ」の手品エンドとか(以下略^^;

    それでは、こちらこそ、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!

  • 冒頭の「お父でい」「何だ、奇妙」のやり取りから、互いの性格や関係性を想像させる筆致がお見事で、すぐに引き込まれました。やはり四谷軒さんの歴史ものは、とても味がありますね。引き続き、わくわくしながら読み進めていきます!

    作者からの返信

    お褒めいただき恐縮です。
    この「お父でい」のあたりは、司馬遼太郎「国盗り物語」へのオマージュです^^;
    こういう方言でやり取りすることにより、尾張時代からの信長・信忠父子の「歴史」や「あり方」を表せればなぁ、と思いまして。

    ありがとうござました!

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    とても面白い作品でした。そして、もしかしたら実際にこの通りだったのではないか、と思わせられるだけの説得力を持った作品でした。

    光秀謀反の理由は色々考えられると思いますが、老いにその一端があったというのはそれほど荒唐無稽な話ではないように私には思えるからです。
    光秀は信長の革新性に(御作の信長像はまた少し異なっているかもしれませんが)ついていけなくなっていたこの時期に、諸々のストレスが重なりノイローゼ的に爆発してしまった……というようなイメージを私は持っています。光秀自身の老いというのは実際大きな要素だったのではないでしょうか。

    スポットライトを浴びる機会の少ない信忠が描かれていたり、明智光慶といった存在が知れた部分も面白かったです。
    また他の作品も読ませていただきます!

    作者からの返信

    お星様、ありがとうございます。

    もしかしたら実際に……は、歴史ものを書く身にとっては、最高の褒め言葉です^^;

    さて、光秀はこれまでの創作物では青年だったり壮年だったりする、神経質な男として描かれるのが大体でした。
    でも実際はかなりの高齢だったという説があります。
    そこから、高齢だとしたら、どういうことが考えられるだろう……と空想していったところが出発点でした。
    信長との「ズレ」はたしかにあると思います。
    その「ズレ」を加速する要素として、高齢化があったとしたら……ありえない話ではないんじゃないかなぁ、とも思います^^;

    「老い」が絡む以上、次代も考えないと……というところで、信忠や光慶を出させていただきました。
    わりとマイナーな人が好きなので、私としても気に入っているところです^^;

    ありがとうございました。
    これからもおつきあいいただければ幸いです!

    ではではノシ


  • 編集済

    06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    企画に参加してくださり誠にありがとうございます。

    私、京都人でして……京言葉がなかなか怪しかったですが……怪しげな京言葉を使って将軍家や朝廷や京の有力者達との外交を担当していた光秀のイメージは解釈一致かな。
    平家を名乗る織田が征夷大将軍になろうとしていると考えてませんでしたが、信忠を斯波家の養子にしていたとは……。なるほど。幕府を開ける要件を満たしていたのですね。

    そうなると、存命中で現職の足利義昭がとても邪魔に……
    で、足利義昭が身を寄せている毛利へ織田信長自らが出兵!?うーん、イメージが膨らんできた😆

    光秀が天王山の戦いの前に細川忠興に送った書状に「ただ我らの子らのために」と本能寺の変の動機を記しているので、お家の存在のために信長や信忠を討ったのも間違いなさそうです。

    ただ、権威を確率するどころか四面楚歌な状態で何故に信長が林や佐久間を追放して明智も潰そうとしていたのかどう考えてもわからない訳ですが。明智を潰す前に徳川家康を光秀に殺させる算段をしてたという説もありますね。まぁ、織田の観点からも明智の観点からも〝殺られる前に殺る〟ってことでしょうか?

    興味深く拝読いたしました🧐

    作者からの返信

    まずはレビューに感謝します。

    人間である、説得力があるというお言葉をいただき、まことにありがとうございます。
    歴史ものの漫画だと、光秀は美形の青年か壮年に描かれることが多いですが、かなり高齢であったという説があります。
    そこから、光秀の数々の「粗相」も高齢のため、そして信長はそれに配慮したのだという、「人間」だったというお話を思いついたのです。

    また、歳を取るからこそ、子どもに未来を託す「人間」だったということを。
    そのあたりを取り上げていただき、とても嬉しかったです^^;


    ここからはコメントへの返信です。
    京都の方だったんですね。
    それは非関西人の私の書く京言葉というか関西弁は、かなり怪しく映ったことでしょう^^;
    恐縮です。
    しかし「怪しい」というのが光秀のイメージに合っていると思い、このような似非関西弁の京言葉を使わせておりました。
    この辺、おっしゃるとおりでございます。

    そして本能寺の変の被害者(?)でありながら、あまり注目されていない織田信忠、彼について調べているうちに、斯波=足利の家督を得ていることに気づき、このような未来予想図を信長が描いていた、という筋書きにいたしました。
    ……たしかに、そうすると足利義昭はやっぱり邪魔ですね(笑)
    中国攻めに織田軍団エースの秀吉を持ってきて、それでいて信長自ら出陣というのは、想像が膨らみそうです^^;

    光秀の細川忠興宛ての書状、私も調べました。
    いろいろ片付けて、十年後には隠居するとまで言っているので、やっぱり自分の子に未来を託すつもりでやったんだろうなと思いました。
    十年どころか十日間で討たれる運命だったことを考えると、かなり皮肉な内容ではありますが。

    信長が林や佐久間を追放した理由……拙作の裏設定では、「定年退職させた」と設定しております。
    林秀貞は追放時に六十七歳で、これは光秀の本能寺の時の年齢なんですよね(諸説ありますが)。
    佐久間信盛は信長から十九条にわたるダメ出しの手紙をもらってますけど、追放後、高野山で悠々自適の生活を送っていたという説がありますので。
    ……おそらく、織田軍団の重臣たちの若返りを狙ったんじゃないか、と思います。
    しかしそうすると徳川家康は微妙ですし、強制隠居あるいは暗殺を企図していた……のかもしれません^^;


    それでは、コメントをいただいた上に、レビューをいただき、まことにありがとうございました!
    ではではノシ

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    登場人物の存在感!
    魅力!

    四谷先生の描き出すキャラは本当にハンパない。
    実在の人物ってイメージがあるから、持っているイメージと比較してヨムじゃないですか、ふつう。

    でも、普通にイメージが塗り替えられましたΣ(゚Д゚)この信長、信忠、光秀達の物語の続きをいつか見てみたいなあ、とか思う私がいます。

    もう完全にこれからは信長や光秀はこのイメージで私の中で固定されるでしょうと言い切れるくらいの物語でした!

    すばらしいお話、ありがとうございました!(≧▽≦)

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    「老人・光秀」って、あまり誰も書いて無さそうなので、とにかく印象を強めようと思って、必死に書いてました^^;
    あと信忠もあまり注目されない人なんで、この人のこともとにかく必死にクローズアップしてみました。
    いただいたコメントを拝見いたしますと、どうやらその必死さは報われたようでございます^^;
    そこまで言ってもらえるなんて、拙作の信長や光秀も大満足だと思います!

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    本能寺にあり、こういう解釈……!と驚きながら拝読しました。
    信長より年上ならば老いが近いのですよね……。当時なら尚更に。まさかの間違いの末。
    とても面白かったです!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    過去作の桶狭間の話でも書いておりますが、私にとって光秀って、信長より年上のイメージがあります。
    そしてこの時、本能寺の変の当時、67歳だったという説がありまして……そこから思いついたのです^^;
    老人の家来と、それを気遣った壮年の主のすれ違い……これはこれで悲劇ではないか、と。

    ありがとうございました!


  • 編集済

    「お父(おでい)」
    「奇妙」

    冒頭のこのやり取りにワクワクでした!

    信長、本能寺、明智光秀……そして血脈に、深く濃い絆を持つ家臣達。

    私は不勉強で、学校で習う以上の史実しかわかりませんが……四谷先生の語りに、世界観にキャラ達に、またワクワクドキドキさせてもらえるのだろうと(≧▽≦)

    続き、楽しみです!

    作者からの返信

    恐縮です!

    何というか、尾張弁を使うと、「らしい」空気になるので、使っちゃいました^^;
    本能寺の変という、この国の歴史の上で、最大のミステリーに挑むにあたり、私もまたワクワクドキドキしながら書かせていただきました!

    お楽しみいただけたら幸いです♪

    ありがとうございました!

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    光慶さん、この頃はまだ15歳くらいですよね。光秀は当時67歳とも言われていますから、本能寺の変の最大の原因のひとつは、明智家の存続にあったという意見には、私も同意したいと思います。

    作者からの返信

    お久しぶりです。

    はい、おっしゃるとおり、光慶はこの時15歳くらいでした。
    光秀が高齢であった、という説に則るのであれば、若年の嫡子が心配になるのは「変」への動機につながると思って、このように書かせていただきました。

    この光慶、生き延びて寺の住職になったという説もあります。
    そしてその寺には、あの明智光秀の肖像画があります。
    このあたりも、光慶の存在があの「変」へとつながったと示唆しているような気がしたのです^^;

    ありがとうございました!

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    これは、読むのが辛い作品でした。衝撃作です。

    明智光秀は、時にヒーローです。
    有名な細川ガラシャの父、流浪の将軍・足利義昭を織田信長に紹介し信長の上洛を演出した男、暴虐の第六天魔王信長を本能寺に討った男。
    2019年のNHK大河『麒麟がくる』の主人公でもありましたが、何よりも、司馬遼太郎の『国盗り物語』が、明智光秀をして「ヒーロー」に昇華させたと言えるでしょう。
    当代一のインテリで、沈思深く思慮深く、立ち居涼やかな美男、そんなイメージが、「司馬版」光秀にはあります。

    一方で、主君を討った謀反人、怜悧で陰湿、秀吉の「陽」に対して光秀の「陰」、そんな伝統的な光秀観もあります。

    光秀の謀反には、確かに謎が多い。
    どうして急に背いたのか、どうして三日天下だったのか、どうして秀吉に敗れたのか。
    誰か黒幕が居たのでないのか、などなど。

    それを、光秀の「老い」を要因にしてしまうとは。
    そして、討たれる信長にも「老い」を語らせるとは。

    私も、実は昨年で還暦です。
    自身の「老い」に、まだまだ無関心な一方で、ひしひしと感じる時もあります。
    格好良い戦国のヒーロー信長と光秀の二人に、一方に老いを語らせ、一方に老いを体現させる。
    脱帽です。
    見事な短編でした。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    テーマがテーマだけに、キツい面がある話だと思います。

    さて、明智光秀ですが、おっしゃるとおり、司馬遼太郎「国盗り物語」に代表されるように、思索的でメランコリックな、それでいて犀利であり忠節を示す美丈夫、という印象です。
    学習漫画などでも、信長のパワハラ(?)に耐え忍ぶ神経質な青年あるいは壮年、みたいな描かれ方が多く見られます。

    そして「本能寺の変」は、そんな光秀の積年の恨みが爆発したとか、いやむしろ野望をひた隠しにしていた光秀が、信長父子がほぼ無防備で京にいるという状況に乗じたとか、いろいろといわれています。
    信長のパワハラ、光秀の恨み骨髄は、おそらく秀吉がそう宣伝したのではないでしょうか。
    だからパワハラをした信長が悪い、光秀も可哀想だけど謀叛は駄目、みたいな宣伝をして、自分(秀吉)は悪くない、天下人になったのは流れに乗っただけですよ……としたかったのでは^^;

    さて、かくいう私も、心身の衰えを感じるようになり、また、老いた人たちの相手を仕事としております。
    その経験から、このような「本能寺の変」を思いつきました。
    実際は信長の中央集権化とそれに抗う部将の相剋かもしれませんが、そういう解釈をすると、またちがった味わいが生じるかな、と思いまして。

    お褒めいただき恐縮です^^;

    ありがとうございました。

  • ほう、歴史モノですか…
    ゆっくり読ませていただきます!

    作者からの返信

    はい、歴史モノでございます。
    お暇な時にでもお読みいただけたら幸いです!

    ありがとうございました。


  • 編集済

    06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    色々な要因があったにしろ優秀だった光秀が老いたからこそと思うとすごく納得です。面白かったです!

    作者からの返信

    恐縮です。
    あの光秀が、ここまで不可解な行動を取るのはなんでだろうと感じて、考えた結果、「老い」という理由を思いついたのです。
    この時、光秀は67歳だったという説もありますので。
    面白かったとのことで、うんうん唸って考えた甲斐がありました!

    ありがとうございました。


  • 編集済

    06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    今までの光秀像がひっくり返ったような気がして読みました。
    すごく思慮深くて怖かった!
    臨場感、人間性、どれもが四谷軒さんの書き方でリアルに迫っていて。
    すごいなぁ、って思いました。
    やっぱいつの時代でも老害ってあるんだな。
    って、すごく自然に読みました!

    面白かったです!
    さすが四谷軒さん!
    読めて楽しかったです!

    でレビュー星推しに行ったらすでに一個推していた!
    いや違う!一個じゃなーい!
    そんなつもりで押してなーい!
    きっと押し間違えたんです(涙)
    ごめんなさい〜!

    間違いなく星三つでした!

    作者からの返信

    お褒めいただき、恐縮です^^;

    拙作の光秀、たしかに老害という一面を持っています。
    今の立場に執着を持ち、それを「奪われる」となると、牙をむいてきます。
    なまじ有能なだけに、しかも老いている分、老獪さを身に付けているので、始末が悪い(笑)
    でもその執着が、嫡男=まだ十代の息子のことを案じているからとなると……哀しいですね^^;
    そういうところを「自然」と言ってもらえたようで、何よりです!

    お星さま、たしかに思ってたのとちがう数になっていることってあります^^;
    私もスマホで押したつもりが押してなくて、あとで泡を食ったことがありますので(笑)、どうぞお気になさらず。

    ありがとうございました!

  • 05 下剋上は梟雄の特権への応援コメント

    不穏な空気……。
    最終話、ドキドキしてきました……。
    いや、歴史上どうなったのかは知ってるんですが……。

    作者からの返信

    せっかく信長がお膳立てしたのに、伝言ゲームを間違えてしまったのか、光秀自身が勘違いしてしまったのか、光秀がお怒りです^^;
    しかも光秀は有能なので、どんどんアイデアを思いついてしまいます。
    間違った方向に向かって。

    ありがとうございました。

  • なるほど、と思いました。歴史には詳しくないけれど、密談の最中にいるような錯覚がしました。信長様が低いイケボで、耳元で囁いているようでした。

    でも、現代では五十歳は老いてないよー!
    イケオジ真っ只中の元気もりもり世代だよー!

    と、信長様を現代にタイムトリップしてほしい気持ちになってしまいました!
    (本作とは関係なく、ちょっと妄想して悶えてしまった♡)

    作者からの返信

    拙作の信長さんは、自分ももう歳だし、跡取り息子に全部譲ろう、幕府を作ってもらおう……という目論見を持っていました。
    戦国当時で五十近くまで生きるって、かなり凄いことなので、自分でもこれから先、どれくらい生きられるかわからないと思ってたのかも。

    現代の五十代、確かにバイタリティがあります(笑)
    拙作の信長も、現代に来れば「おお!」と感動して、敦盛の舞を舞っちゃうかもしれませんね^^;

    ありがとうございました。

  • なるほど。そういう光秀像。信長様、何か感じてらっしゃるのですね。
    匂いはもしや……と、思ってしまいます……。

    作者からの返信

    はい。
    織田軍団のエースとしてブイブイ言わせてきた光秀。
    されど、じゃあいつまでもエースのままでいられるかというと、もうそろそろ引退をとささやかれるようになってしまいました^^;

    監督である信長が、そう思っていたのだったら……というのが、拙作を思いついたキッカケのひとつです。

    ありがとうございました。

  • ようやくやってきました!
    奇妙丸という名前。すごいセンスでおつけになったんだなぁって思いながら読みました!
    歴史は苦手。
    でも四谷軒さんの時代小説はやっぱり読みやすくって、キャラがみんな生き生きしてて好きです!

    作者からの返信

    ようこそお越しくださいました。

    奇妙丸。
    こういう名前が流行っているのだろうかと思ったんですが、どうもそうではなさそうですから、やっぱり戦国当時でも凄いセンスだったと思います^^;

    苦手な歴史もので恐縮ですが、お楽しみいただければ幸いです!

    ありがとうございました♪

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    コメント、失礼いたします。

    おぉ……面白かったです! 光秀、老いぼれたゆえの暴走かと思いきや、一筋縄ではいかない先見……子に対しても客観性を失わない目、梟雄の格……。
    実際には治世を思えば光慶の考え方こそが能臣であるものでしょうが、乱世の習いに突っ走ったのが光秀でしょうか……。

    人物に対する新解釈とも思えて、新鮮かつ楽しい作品でしたっ……読ませて頂き、ありがとうございました~!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    この時、光秀は67歳だったという説がありまして、だとすると本能寺の変は「老い」が招いたことではないか、というのが執筆のキッカケでした。
    そして、「老い」が光秀の心身を衰えさせてしまいましたが、一方で「老獪」を帯びているという設定です。
    そうでないと、家臣たちや兵がついてこないと思いますし……^^;

    そんな光秀の嫡子の光慶ですが、おっしゃるとおり、彼の秩序重視の思考は治世の能臣のものでしょう。
    そして皮肉なことに、そんな光慶を守るためというのが、光秀の決起の理由です。
    乱世の雄らしいといえばそれまでなのですが、光慶としては何とも言えないラストと相成りました^^;

    自分なりの解釈で突っ走った拙作ですが、それを新鮮かつ楽しいとのお言葉をいただき、まことに恐縮です^^;

    こちらこそ、ありがとうございました!

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

     天下統一って、した後も大変そうです。

     戦国時代の英雄たちの子供って、期待値が高過ぎて可哀想になっちゃいますよねぇ。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    天下統一をした豊臣秀吉も結局、死後、徳川家康に天下を渡す展開になってしまいましたし……。
    おっしゃるとおり、天下統一したあとも大変です^^;

    戦国の英雄の子ら……毛利隆元みたいにストレスが半端ない人もいましたし、結構キツいものがあったと思います^^;

    ありがとうございました。

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    全く新しい解釈の本能寺の変で、すごく興味深い人間ドラマとして読ませていただきました!
    明智光秀はすごく人間臭く描かれていて、でもリアルで面白かったです!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    せっかく本能寺の変を描くんだから、今までにない奴を書きたいなぁと思って書きましたので、お褒めの言葉、凄く嬉しいです!

    明智光秀については、関西弁のおっかないジーちゃんという設定で描かせていただきました^^;
    そんな光秀を面白いと言ってくれて、作者冥利に尽きます!

    ありがとうございました!

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    親子の宿所を間違えた故の本能寺襲撃というのは、新しい解釈です。
    明智光秀の、曖昧なファクターが都合よく靡くという前提での針の穴を通すような完璧な論理。老境で頑迷になっている故でしょうか。
    しかし実際に事を起こす決断をし、行動に素早く移すのはやはり傑物なのでしょうね。
    他の四谷軒様ワールドの明智光秀はこの行動に至るようには思えませんでしたが、らしさも残しつつも納得のいくお話でした。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    過去作で、織田家の常宿は妙覚寺ということを知りましたので、その辺をうまく生かせないかなぁと思ったのです^^;

    そして今作の光秀、かなり歳を取っているので、経験ゆえの才知は得ていますが、やはり衰えが目立つ……という設定です。
    その辺を自覚して行動が取れればいいのですが、若年の嫡子がいる身では、どうしても目が曇ってしまい……あのような暴走に出ました。

    こうまで変貌を遂げてしまうと、この人、ホントにあの桶狭間の景気のいい兄ちゃんなの……と感じてしまうきらいはあると思います。
    いちおう、作者としては、彼は年齢と嫡子ゆえに、こうなってしまった……と思っております^^;
    そんな今作の光秀ですが、「らしさ」「納得」を感じて抱き、ありがたい限りです。

    ありがとうございました。

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    ハラハラしました
    まさに信長は本能寺にいてしまったんですね
    光秀の計算違い…
    ああ~~~

    作者からの返信

    まずはレビュー、ありがとうございます!
    「敵は本能寺にあり」、これがまさに拙作の起点でした^^;
    敵って、ホントに信長なの? ……と。
    そこからの思いつきで、書いたような話なので、まさに拙作の「肝」ともいえるフレーズ、それによる問いかけ……素晴らしいレビューです!

    ここからコメントへの返信です。
    そうなんです、信長は本能寺にいてしまったんです……。
    こうして、光秀の誤解というか暴走ともいうべき頭脳の回転(?)が、とんでもない方向へと明智の家と軍を導いてしまった……そういうバッドエンディングを描いてみたかったんです。
    その辺をお感じいただけたようで、物書き冥利に尽きる想いです^^;

    ありがとうございました!

  • 05 下剋上は梟雄の特権への応援コメント

    光秀の関西言葉珍しい!

    作者からの返信

    実は関西弁光秀を書いたことがあって、そこから流用した(?)光秀だったりします(笑)
    あとは、織田信長・信忠親子(尾張弁)と対比する意味で、光秀は関西弁にしてみた、という理由もあります。
    明智光慶は標準語ですけど……^^;

    ありがとうございました!


  • 編集済

    光秀がきちんと理解さえしてれば
    それとも信長の言葉足らずでしょうか
    どちらにしても歴史ってこういう歯車の違いが大事件へ繋がってしまうのがなんとも言えないです

    作者からの返信

    幕末もそうですけど、ディスコミュニケーションが招く悲劇って、やりきれないですよね。
    もうちょっと言いに行けば、聞きに行けば……と。
    そうかといって、話し合えば、みんながみんな、坂本竜馬と勝海舟みたいに和解(?)できるわけなじゃいし……^^;

    その辺のやるせなさというのも、拙作のテーマの一つです。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    麒麟が来るの光秀は長谷川博己さんで若々しかったですが実際の光秀さんはかなりのご高齢だったのですね!
    それで味覚とかもおかしくなって…
    それを逆恨み…辛い

    作者からの返信

    光秀を主人公で大河ドラマを作るとなると、そりゃあイケてる青年、あるいは壮年の俳優さんを起用することになるでしょうからね……^^;
    でも、wikipediaとかを見ると、67歳という説があって、じゃあ拙作ではこの説で行こうと思ったのです。

    そして、それぐらいの高齢となると、しかも乱世というハードワークの世の中を生きてきたとなると、いろいろと体の調子もおかしくなるだろうなぁ、と考えたのです。
    しかも、光秀は、これまでの戦績とか考えると、相当プライドが高いでしょうし、ダメ出しされたら、そりゃあ怒るだろう、と……^^;

    ありがとうございました。

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    前半の父と子の語りに臨場感があり、未来を描いている様子にどきどきしました。歴史年表を思い出しながら読んでいて、偶然ものすごい秘密を知ってしまったような物語は、想像がふくらんでとても面白かったです!
    今回もすてきな物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    織田信忠という、織田信長の息子は、創作物でもあんまり注目されていない人なんで、じゃあ自分がこの人にクローズアップしてみようと思ったのです。
    それで、父と子の会話という会話劇風(?)な前半となりました^^;
    それで、信忠について調べていくうちに知ったこと、思いついたことをその会話に盛り込ませていただきました。

    「偶然ものすごい秘密を知ってしまったような」は、ものすごい褒め言葉です!
    とっても嬉しいです!
    自分なりに思いついたことを、何とか読者様に「!」と思ってもらえるように、努力して書いておりましたので^^;

    こちらこそ、読んでいただいて、ありがとうございました!

  • 05 下剋上は梟雄の特権への応援コメント

    光秀さん、もともと頭が良かったんでしょうが、年齢ゆえに考えが凝り固まって変な妄執に取り付かれていく様がすごくリアルです!
    老いは残酷ですが、こうならないよう気を付けたいものですね。

    作者からの返信

    光秀が高齢だったとしたら、こういう展開もあり得るのかなぁと思って書きました^^;
    そしてそれは、高齢の方や、高齢の方を相手にする方の話を聞いて、「そういうこともあり得るのでは」と思ったのがキッカケでした。
    だから「リアル」とのお言葉をいただき、ありがたい限りです^^;

    老いというのは、たしかに残酷です。
    避けられないものですが、なるべく周りに迷惑をかけないようにしたいものです^^;

    ありがとうございました。

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    拝読してまだ日が浅いですが、何かこう、非常な臨場感を感じます。せりふの効果でしょうか。
    (それにしても光秀のイメージ崩れたなぁ)←ひとり言です。失礼しました。

    作者からの返信

    恐縮です^^;
    本能寺の変って、今までいろんな方が描かれているので、ちょっと外そうと思って、前夜の信長と光秀の、それぞれの思惑のズレを書かせていただきました。
    そのズレを強調するために、光秀の台詞は関西弁といたしました^^;
    以前の作品で光秀を出した時、関西弁の軽い男として描いた影響もあります。

    そのおかげで、光秀が「関西弁の怖い爺ちゃん」として、読者様にグッと迫って来たのかなぁと思います^^;
    ……今までのイメージとは違う光秀を目指しましたので、「崩れた」とのお言葉、嬉しい限りです。

    ありがとうございました。

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    こんにちは。
    光秀の策謀が時に鋭く冴えわたっていたりどこか耄碌していたりするあたりが、妙にリアルに感じました。
    謎に満ちた本能寺の変、一筋縄では生き延びられない乱世のドラマを愉しませていただきました!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    光秀、(少なくとも拙作では)御年67歳ですからね^^;
    激動の乱世、いろいろと無理して来たことが堪える年頃です。
    その辺の経験から来る老獪さと、かつ、老齢ゆえの取りこぼしがあるように描いたので、リアルとのお言葉、大変嬉しいです!

    乱世を終結に導いた信長と光秀、この二人だからこその思慮、誤解、そして衝突というヒリヒリしたドラマをお楽しみいただけたようで、何よりです♪

    ありがとうございました。

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    ここの光秀さんとこにもギリギリ麒麟は来てくれなさそうな……^^;
    とはいえ、現代に至るまで謎に包まれて真相がわからない本能寺の変ですが、ただただ光秀の私怨よりもすっと落ちる感じでしっくりきました!今回のおはなしも面白かったです☺️

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    むしろ「麒麟? 知るか?」の勢いで突っ走ります(笑)

    信長って、言うほどキレやすいわけではないですし、光秀も、言うほどパワハラ恨み骨髄でもなさそうなんで、その辺からこのお話は考えてみました^^;
    二人ともいろいろと見すえていて、ただひとつの誤解というか、説明がなかったことが、あの出来事につながった……という方がすっと落ちる感じになるなぁと思って書いたので、お言葉、まことに嬉しく存じます。

    ありがとうございました。

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    非常に面白かったです。

    私もかつて本能寺の原因を「光秀の老い」とするネタで中編を書いたことがあり、三職推任の対象は信長ではなく信忠ではないかというのも書いてたのですが、まさか信忠将軍にこんな根拠が考えられるとは想像もしていませんでした。
    そして、光秀が推すのが平島公方とは!
    これこそ正に奇想としか言いようがない、素晴らしい着眼点だと思います。
    実に面白かったです。
    このあとを描いた長編も楽しみに読ませていただこうと思います。

    作者からの返信

    まずはレビューの方、ありがとうございます。
    本能寺の変について、自分なりにいろいろと考えていて、最初は信忠か信孝が犯人じゃないかと疑って(笑)、調べていたら斯波家の家督ということを知り、こんなアイデアが浮かんだのです^^;
    そうしたら、じゃあ光秀のカウンターは、と平島公方のことを思い出したのです(実は、他の方が転生戦国もので、義昭の対抗馬として平島公方を出していて……それを読んでいたのです^^;)。
    奇想とおっしゃっていただき、まことにありがたい限りです!


    さてここからはコメントへの返信です。
    「光秀の老い」については、当時67歳だったという説があるのと、実生活でお年寄りの方やそういった方たちを相手にする人から話を聞いて、思いつきました^^;
    しかしこのネタをすでに思いついておられたとは!
    あと、三職推任は信忠という話も書いておられたのですね、脱帽です^^;

    そしてこちらでも奇想とおっしゃっていただき、汗顔の至りです^^;
    何というか、たまたま調べていたら行き当たったというか、読んでいた戦国転生ものに出ていたというか、私としてもラッキーで打てたみたいなところがあるので、お恥ずかしい限りです^^;


    ありがとうございました!
    長編の方もお楽しみいただければ幸いです♪

    ではではノシ

  • 偉大な父の影であまり目立たない信忠は名将の器も兼ね備えてたのですね
    父子の会話今後のことを知ってるだけにドキドキきましたがまた親子らしい面もあり微笑ましくもありました

    作者からの返信

    信忠は、ダメなボンボンのイメージで語られることが多かったのですが(笑)、信長が評価しているとおり、きちんと仕事のできる人だったようです。

    父子の会話、こうやって話していても、明日の朝には……という危うさ、そして親子らしさを意識していたので、お褒めいただきありがたいです^^;

    ありがとうございました。

  • 信長は意外と気遣いの人だった感じですね。彼の経営者感覚がかいま見れて、これまでのイメージとは全く違い興味深いです。

    作者からの返信

    有力家臣たちを追放したという信長。
    でも、「追放」であって、「処刑」ではないんですよね。
    本当に冷酷であったら、殺してしまった方が後腐れがなくていいのに、それをしないところに、信長なりの気遣いがあったのでは……と思ったのです^^;

    ありがとうございました。

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     天という麻雀漫画で、アカギという老いた天才雀士が「俺の暗刻はそこにある」と主人公に対し勝利宣言し、惜しくも外れて「(あったのはその)隣か」と去ってゆくシーンがあるのですが……。
     光秀さんも情勢をほぼ読み切りながら、僅かに届かないのが寂しいですね。
     全盛期ならアガリ(ハッピーエンド)を逃すことはなかったろうに。面白かったです。

    作者からの返信

    狂気の沙汰ほど……の人ですね(笑)
    そういうシーンがあったんですか。
    らしいシーンです。

    光秀もまた、老いた天才。
    されど老いのためか若い嫡子のためか、その目も曇ってしまったのかもしれません。
    おっしゃるとおり、脂の乗った頃なら、ここはこらえるか、逆に天下人まで一気に駆け上れたのかも……。
    想像は尽きませんね^^;

    ありがとうございました。

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    凄い❗本能寺の変の原因がいろいろ巷で研究されてるけど、これなら一番納得できてしまう❗っていう内容で凄く面白かったです‼️

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    光秀がこの時、かなりの歳だったという説を見て、思いつきました^^;
    そこからいろいろと考えて書いたお話です。
    「一番納得できてしまう」とのお言葉、まことにありがたい限りです!

    ありがとうございました!

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    拝読致しました。
    光秀さんの読みと裏付けがあったのですね。
    まあ、あの信長さんを妙覚寺に封じ込めるのは至難の業かと思いますが(^_^;)
    最後にいくさびととしての気概を取り戻したかの如し、ですが、時代は光秀さんの予想を大きく上回ってしまうようで。
    不吉さに満ちた終わり方が良かったです!(・∀・)

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    光秀は光秀で、信長の「策動」を逆撃する術を思いつき、実行してしまった……という筋書きです。
    妙覚寺封じ込め作戦は、結局のところ、信忠が妙覚寺にいたために突撃作戦になってしまうわけですが(笑)、光秀としては信長に「ざまぁ」がしたかったのではないでしょうか^^;

    そんなノリノリな光秀ですが、もっとノリノリな秀吉というイレギュラーがやって来るのは見抜けなかった様子(笑)

    不吉なラストは、やがて訪れるバッドエンディングを予期させる感じにしたかったのです。
    良かったとのお言葉、嬉しい限りです^^;

    それと、近況ノートへのコメント、ありがとうございます。
    続編的な立ち位置の長編も、お読みいただけたら幸いです。

    ありがとうございました!

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    なかなか光秀の策謀も冴えわたってますね。
    誤算は毛利対陣中の秀吉の存在。

    それと時代の空気感として下剋上への忌避感が生まれていたんじゃないかなと思います。
    世論としても統一政権や安定を望みつつあったんじゃないかな。

    既存のイメージを覆すお話面白かったです。

    作者からの返信

    レビュー、ありがとうございます。
    おっしゃるとおり、状況証拠(?)しかない想像の産物で恐縮ですが、「面白い」とのお言葉をいただき、嬉しい限りです!
    光秀の迷走は年齢による……というのは、新巻さんのコメントがヒントになっておりますので、二重に嬉しいです^^;


    さてここからコメントへの返信です。
    光秀の四国とのつながりも、対「将軍・信忠」としてひねり出してみました^^;
    そして平島公方を推戴して、旧織田軍団の各将たちと連衡するとかそういう感じで、旧足利幕府的な天下というか割拠でしのごうとしていたんじゃないかなぁ、と。

    下剋上よりも安定へ、というのは同感です。
    信長が天下を取りつつあり、その支配圏を拡大して、関所をやめたりしましたから、この国を一統した生活圏ができれば、もっと便利になる、豊かになる……という空気はあったと思います。
    秀吉はそういうのをうまく取り込んだのでは、と。

    自分なりに考えてみた「本能寺」ですが、お楽しみいただけたようで何よりです^^;


    ありがとうございました!

  • 05 下剋上は梟雄の特権への応援コメント

    光秀も頭が回り、信長と同じ視点からものが見えるだけに始末が悪い。
    臣下という感覚も他の武将に比べて薄いだろうしなあ。
    林や佐久間の処分も悪い連想をさせちゃうでしょうしね。

    作者からの返信

    はっきり言って、政治・軍事共に信長の副将格、代理人として動いてきた光秀ですから、いろいろとわかっちゃうんでしょうね^^;

    また、おっしゃるとおり、風来坊からの織田軍団参加の人ですから、藩屏とか臣下という気持ちにはなれない、どちらかというと同志とか仲間とか、そんな感じだったんでしょう。

    そして「老い」が、いろんな意味で光秀を後押しして……。

    ありがとうございました。

  • でも、やっぱり光秀が理性的に動くと考えちゃってるんですね。
    そこには甘えの影が見えます。

    作者からの返信

    あれだけ長年、パーティーの仲間として戦ってきたんだから、「引退しようね」と言ったらわかってくれると思っていたのでしょう。
    でも光秀からすると、「お前は、真の仲間ではない!」と言われている気がしちゃうのでは……。

    信長って、意外と甘いところがありますからね。
    足利義昭も斯波義銀も、佐久間信盛も林秀貞も追放で済ませてるし。
    今回もその線でとか思っていたのでは^^;

    ありがとうございました。

  • 意外と信長は既存の権威を気にかけますよね。
    世評も決して無視するわけじゃない。

    征夷大将軍源朝臣斯波信忠か。
    面白い発想です。

    作者からの返信

    信長って、「革命児!」と謳われていますけど、実際は既存の権威や知恵を活用していますし。
    尾張守護・斯波義銀をかついで尾張統一したり、楽市楽座はお隣さんの今川義元の真似をしたり(笑)

    そして本能寺の変について考えるにあたって、信忠のことを調べていると、斯波って名前が^^;
    またお前かと思ったのですが(笑)、よくよく考えたら、足利家の分家だったことを思い出した次第。

    ありがとうございました。

  • フォローをしてなくて気づかなかったでござる。

    光秀は信長より年上ですもんね。
    この時代の平均寿命を考えるとボケはじめていてもおかしくはない。
    斬新な説だなあ。

    作者からの返信

    フォローしていたとしても、この時期、通知がえらいことになってますからね^^;
    リアルも忙しい時期ですから、ご無理なさらず。

    歳を取ると……というのは、実は、以前に新巻さんが、玄宗とかが晩年にダメダメになったのは、歳のせいじゃないかとおっしゃっていたのがヒントでした^^;
    それで、家康饗応のご飯が酷いという話がとっかかりになって、このアイデアがふくらんでいったのです。

    ありがとうございました。

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    まずは、完結お疲れ様です。

    長曾我部元親が裏にいたという話は、聞いたことがありました。
    でも、なんで? という疑問がありました。

    なるほど。
    平島公方ですか。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    光秀の重臣、斎藤利三と長宗我部のつながりは、私も気になっておりまして……。
    で、平島公方という存在を知り、この線の可能性もあるのでは、と想像したのです^^;

    ありがとうございました!

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    最後まで面白い発想で、とても楽しめました。
    完結、お疲れ様です。

    作者からの返信

    恐縮です。
    おつらい状況でしょうが、そのひと時の慰みになれば、幸いです。

    ありがとうございました!

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    信長にとっても、光秀にとっても信忠が要だったけれど、両者の思惑のズレが、信長の命を奪い、老いて判断力の膠着した光秀を自滅させた。興味深い視点です。光秀の凄みのある老練な人物造形もとても良かったです。

    作者からの返信

    信長がこの時、信忠を京に呼んだのは何でなんだろう……という疑問がこんな想像を呼びました^^;
    もし信長が、今後を見すえて信忠に譲ろう、光秀は引退させようと考えていたとしたら、本能寺の変は最も裏目の展開になってしまった……という皮肉な想像を。
    そして――光秀は光秀で、復讐というか自衛で動いたので、その後の展望は深く考えてなかったのでは、と。
    興味深いとのお言葉、痛み入ります^^;

    光秀のキャラクターは、関西のヤンキー風(笑)に描いてみましたが、これも「良かった」と言っていただけて、嬉しい限りです!

    ありがとうございました。

  • 06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    完結、お疲れ様でした。

    いろいろな説がある本能寺の変

    老いと云うものは、切れ者の光秀でも抗うことができなかった。

    おもしろかったです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    恐縮です^^;

    本能寺の変、おっしゃるとおり、諸説あります。
    それらを拝読して、自分なりに調べて考えてみたのです。
    あとは現実の社会において、お年寄りや、そういう人たちの相手をする職業の方々の話を聞いて、こんなんじゃないかなぁと想像して、書かせていただきました^^;

    お楽しみいただけたようで、何よりです♪

    ありがとうございました!


  • 編集済

    06 敵は本能寺にありへの応援コメント

    阿波の平島公方を担ぎ出す?!
    よくそんな地味なご仁を見つけて来られましたね~、作者さま。( ^^) _U~~

    信長父子の居場所を妙覚寺と本能寺と取り違えたのは光秀の耄碌でしょうか。
    それに秀吉まで取りこもうという誇大妄想的な野望もまた老人頭脳の飛躍?

    貴代表作にしてカクヨムさん歴史小説史上最強作『きょうを読む人』と同根の面白さにラストまでわくわくしました。
    ここはどうしてもレビューを書きたいところですが、事情あって長らく書かずにおりますので、せめて星三十個でキレのいい短編のご完結を心よりお祝い申し上げます。💐
    この優れた作品がより多くのみなさまに愛読されますように。(´艸`*)

    作者からの返信

    実は他の方の作品に、平島公方をクローズアップしたものがありまして……そこにヒントを得ました^^;
    しかも平島公方、このあと阿波の領主となる蜂須賀に監視され冷遇されていたらしくて、その辺から想像しました。

    織田家の常宿は妙覚寺で、本能寺の変の時だけ、例外的に信長が本能寺に泊まったようです。
    そして妙覚寺には信忠が。
    このあたりに、当主=信忠という意識が出ているようですが、それはさておいて、光秀がこのあたりを「誤解」したら面白んじゃないか、と思ったのです^^;

    秀吉まで取り込むというのは、私の創作ですが、農民の出と言われる秀吉を丸め込もうと企んだのは、拙作の光秀ならやりそうなんじゃないかなぁと思います。
    実現性は置いておいて(笑)

    「きょうを読む人」とならんで、本作をお褒めいただき、まことに恐縮でございます。
    レビューの件、承知いたしました。
    ご事情のあることですし、何より、こちらは「いただければ幸い」という立場ですので、大丈夫です。
    (欲しいといっているわけでもなく、欲しくないといっているわけでもないのですが……^^;
    こういう時の書き方って、難しいですね^^;)

    ……心よりのお祝いとご祈念、たしかに受け取りました。
    それを胸に、書いていきたいと思います!

    それでは、ありがとうございました!

  • 歴史小説の面白さの一つは、史実というピースに独自の視点や解釈を組み合わせ、新たな仮説を提示する「解き明かし」にあると思っています。
    本作はまさにそこが、秀逸ですよね。麒麟たる光秀の「老害」に、斯波の家督を持つ信秀。将軍位就任を拒んでいた信長。なるほどなー、と感心するばかりです。
    次は何がでてくるんだろう。

    作者からの返信

    まさにおっしゃるとおり。
    伝えられていることをうまくつなげていって、「解き明かし」を作っていくことこそ、歴史ものの醍醐味でございます。

    本能寺の変をめぐる人たちを調べて、考えていくうちに、このような――高齢の光秀、信忠の立ち位置、信長の構想を閃いたのです。
    本作は短編なので、字数の関係上、もうネタがあまり残っておりませんが(笑)、あとちょっと出すつもりです^^;

    ありがとうございました。

  • 05 下剋上は梟雄の特権への応援コメント

    おおっ!光秀じいちゃん登場!しかもやっぱり怒っていらっしゃる!遠回しに言った結果がうう〜ん(^^;;
    うん、もう電話でもLINEでもなんでもいいからちゃんと話し合って(そんなものはない)

    作者からの返信

    光秀、波平のごとく「ばっかも~ん!」とお怒りです(笑)
    カツオ(光慶)が「父さん押さえて」と言ってるんですが、波平(光秀)は「お前のために怒っとるんじゃ!」と言い返してくるし……^^;
    字数の関係で書いていませんが、ストッパーのフネ(奥さん)が亡くなっておりますので、もう誰も光秀を止められません。

    ……信長としては「お話あるから京に来てね♪」と蘭丸にメッセを託したつもりなんですが、華麗に既読スルーされてしまったようです(笑)
    果たして明智家はどうなるのか。
    ゆかいなガラシャさんが何とかしてくれるのか(違

    ありがとうございました。

  • 巧いですねえ。
    語り尽くされた感のある本能寺ですが、信長と奇妙の相対から始まるこの第一話で、確実に続きが読みたくなります。
    そして、先がとても楽しみです。

    作者からの返信

    恐縮です。
    織田信忠って、本能寺の変で巻き込まれて死んだというイメージなので、敢えてそういう人にスポットを当てたら面白いんじゃないか、という思いつきがあったのです。
    良い「引き」になっていればと思っておりましたが、それがかなったようでございます^^;

    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました。

  • 05 下剋上は梟雄の特権への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     あ、うん、チェス盤をひっくり返すと、確かにそう悪く取れる。
     だから報告連絡相談が大事なんですね!

     お前、年でボケ始めてるから隠居しよ♪

     簡単に言えるかーっ!
     光慶さんが内心そう思ってそうで心に痛いです……

    作者からの返信

    信長としては、光秀に引退してもらって、コーチとかその辺のポジションにしようとしてたのに、光秀は「オレはまだ現役で行ける!」と言い張って……。
    生涯現役(?)の光秀としては、コーチのポジションとか、嫌がらせにしか思えないワケで……。
    うん、報連相、大事ですね^^;

    で、光秀の息子の光慶は、それを察しているだけに、胃腸薬が必須な状況になってます。
    しかも、生涯現役でいたいのは「光慶のため」って言われてるし……^^;

    ありがとうございました。

  • 05 下剋上は梟雄の特権への応援コメント

    拝読致しました。
    忍びを残しているとか、半端に常在戦場な感覚が悲劇をよぶ(;´Д`)
    光秀さん、信長さんと対等の心積もりだったのですねぇ。ここでも年上意識が効いていたのかな。
    盤を荒らせば活路が見える――そんな乱暴さもまた、老いのせい?
    まあ、もし頑固爺さんがこのモードに入ったら、謀反でも起こさない限り覆せない。
    諸行無常の響き……(´Д⊂ヽ

    作者からの返信

    いやまあ、他にもライバル(勝家、一益ら)の監視という意味で、忍びを置いといたんでしょうね……^^;
    そして中途半端に優秀な忍びにより、信長の「配慮」が変な風に伝わって……。

    光秀と信長。
    光秀の方が年上であり、信長が尾張から伸びていく時期から、光秀は織田軍として戦って来ました。
    何というか、下手に織田家生え抜きじゃないからこそ、信長の下ではなく「協力者」だと自負していたのでは^^;

    そして信長もまた、光秀は「協力者」だからと配慮してあげたのに……裏目に出てしまいました。
    「裏切られた」と感じた光秀は、ちゃぶ台を引っくり返そうとしています。
    その引っくり返したちゃぶ台は、もう戻せないとも知らずに……。

    ありがとうございました。

  • 05 下剋上は梟雄の特権への応援コメント

    すごい誤解が光秀のなかにできていたんですね。
    人と人とは、こんなふうに混乱するって、すごく説得力のある展開ですね。

    作者からの返信

    信長としては、光秀に「歳だから隠居して」と言うと気の毒だから、こうして内緒でお膳立てをして、最後にそれを言うつもりだった……という設定です^^;
    ところが肝心の光秀が、忍びを通じて中途半端に隠居だの兵を取り上げるだのと聞いてしまい、誤解してしまいました。
    ディスコミュニケーションの悲劇ですね……ちゃんとお互い話をすれば良かったんですが^^;

    説得力のあると言われて恐縮です^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    05 下剋上は梟雄の特権への応援コメント

    心理描写がすこぶる面白いです。

    老いた光秀がかっとなり易かったのは、現代のあれこれに鑑みても(笑)真実のような気がしますし、遅く出来た息子が老練な連中に容易にしてやらせそうな焦りもよく伝わって来ます。

    父子の場面をここまで濃密に描く……安定の筆致という言葉がよぎりました。
    光秀の息子の本能寺後を気に留めたことがなかったことにも思い至りました。

    作者からの返信

    信長があそこまで思慮深く動いていたとしたら、では光秀はどうなんだろう……と考え、そうすると息子のことが思い浮かんだのです。
    この子はまだ14歳くらいだったらしいので、光秀に「隠居しろ」「兵を差し出せ」と言ったら、そりゃあ怒るだろうと思ったのです。
    老人が敢えて死の危険を冒すというのは、やはり子や孫を心配してのことでしょうし……。

    でも猫かわいがりされる息子が、光秀の言うとおりだと賛成させても白けるでしょうから、息子さんは気弱ですが聡明で、ニュートラルな感覚の持ち主として描きました。
    安定の筆致とのお言葉、まことに恐縮です^^;

    ちなみに光秀の息子さんは、生き延びたという説もあり、泉州の寺のお坊さんになった、と言われています。
    そのお寺に,よく歴史の本に出てくる、例の光秀の肖像画があるので、もしや……と思っちゃいました^^;

    ありがとうございました。

    編集済
  •  こんばんは、御作を読みました。
     信長がもしも生きていたなら、という可能性の未来が垣間見えて、たいへん興味深く、……心にクる回でした。
     凄まじい勢いでジェンガ、ならぬフラグが立ってゆく(T ^ T)
     面白かったです。

    作者からの返信

    これが宋の太祖だったら、家臣たちがみんな兵権を返して、めでたしめでたしなんですけどね(笑)
    ところがどっこい、このお話の舞台はこの国の一番ヘヴィな時代で、ロックな家臣たちは、「戦うのをやめろ」と言われたら、まず刃向かうのがカッコイイと思っちゃうからなぁ……^^;

    ありがとうございました。

  • 信長の根回しは完璧ですね😅それでも、やはり本能寺の変へと続くならば、この後に何があるのかと気になってしまいます😤続きが楽しみです🤗

    作者からの返信

    何となく、そういう風にも解釈できるなぁと想像したのです^^;
    でもこれって、光秀が従ってくれるという前提ですから、その大前提が崩れたら……^^;

    ありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    信長さん、かっちり管理職をやっている!⊙⁠﹏⁠⊙
    しかもお家の経営はしっかり抑えていながら部下の行く末まで配慮するという、人間味ある熟練の経営者的な?
    スティーブジョブズ的な、人を人とも思わないインスピレーション全開の天才型経営者のイメージが(⁠´⁠⊙⁠ω⁠⊙⁠`⁠)⁠
    こんな信長さんだったら、もはや将来は盤石……と言いたいところなの……です……が……orz

    作者からの返信

    いやだって、あれほどまで領土を拡大しておいて、将来はどうするのって言われて、答えられないようじゃ、家臣たちはついて来ないんじゃ……と思うんです^^;

    信長自身が、織田家の家督を継いだ時に、弟・信行や叛する家臣と争った経験がありますから、その辺は見すえて動いていたんじゃないかなぁ……と。
    いや、ひらめき天才型だとは思うんですが、そういう実務的なところも抑えられる人だったんじゃないでしょうか。

    でも、惜しむらくは、明智光秀については、想定外だったのでは……。

    ありがとうございました。

  • ここまで先を見据えていたのにどうしてどうして……。でも肝心の光秀サイドが見えていないので、これを知ったみっちゃん、誰がキンカンじゃ!って怒りまくったのかなぁ?とかって(言ってない)

    作者からの返信

    これって、「光秀が納得して言うこと聞いてくれる」という前提で動いてますからねぇ……。
    いろいろと信長が配慮してますけど、光秀が某ベジータのように「誰がM字ハゲだ!」……じゃなくて(笑)、「戦わないことにホッとする自分が恐ろしかった」とか言い出して牙をむくんじゃあ……^^;

    ありがとうございました。

  • 信長の野望ですね。
    彼の構想、こうだったのかもしませんね。

    ときどき、信長が統一したら日本はどうなっていたのか、想像することがあります。

    とても面白かったです。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    信長の将来像を自分なりに想像してみました^^;
    ちゃんと将来のことを考えていないと、家臣たちや人々はついて来ないでしょうし、実現性・可能性は置いといて、こんな感じのことは考えていたんじゃないかなぁ、と。

    信長が完全に天下を取ったら……そのイフは面白いですね。
    果たして言われるような革命的な国を作るのか、意外と手堅く、幕府にするか……たしかに、想像は尽きませんね^^;

    ありがとうございました。

  • 老いですか~~。
    なんか切なく身にしみます。
    私もだんだん老いていきますし、職場でも老いた同僚が若い上司にキツイ事言われて切なくなりますね。でも注意されでブチ切れるようでは、ちょっと性格に難があったのかなと感じます。

    作者からの返信

    やっぱり年を取ると、物忘れというか、人の名前を憶えておけませんし、チョットしたことも「ど忘れ」することってあります。
    だからお年寄り相手の職業の人は、ひらがなで大文字の名札をしている、と聞いたことがあります。

    そして、拙作の光秀は、やはり織田家一の将に成り上がった誇りというか意地があるから、「ちがう」と言われればそりゃ怒るという心理です。
    相手が信長でも、「誰が織田家をここまで伸ばしてやったんだ」と思ってるのかも。
    ……難しい性格ですね^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    ほう……信長がとても理知に長けた人物に見えて来ました。

    すぐかっとなってばかりのエモーショナルな男のイメージでしたが、思えば、それも同一パターンの小説やドラマによるスリコミだったのかも知れません。

    ひたすら遅く出来た実子にメロメロの、自身よりわが子大事の秀吉とちがい、自分は好きだが身内には淡白という印象もスリコミのひとつかも知れず……。

    それを覆してくれる貴作を拝読するのが楽しみです。

    作者からの返信

    信長、癇癪持ちだったとは思いますが^^;
    でも、そんなすぐキレる人だったら、あそこまで天下取りできないでしょ……とも思います。
    きちんと過去を捉え、現在を見つめ、未来を見すえる……それができないなら、人々がついてこないでしょ、と^^;

    何より、嫡子を据えて将来的な展望も考えてますよ……という姿勢をしないと、家臣たちが離れていくというのは、信長自身が弟・信行と争った過去があるから、身にしみているはずです。
    逆に秀吉はそういう過去が無いから、「自分の子だから何とかなるんじゃ」と思っちゃうのでしょう。

    あとは、信長や秀吉が「将来を考えてない」みたいな描写は、最後に天下餅を食べた人のイメージ戦略なんじゃないでしょうか。
    こいつらと江戸幕府はちがうんだよ、と(笑)

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     斯波は、南北朝時代の名将、今川了俊が「尾張の方々」と書き記した。つまり、その頃まで足利と同一視されていた可能性があるくらい、足利と縁の濃い家ですからね。
     その後とりともなれば、朝廷も納得するでしょう。
     これは上手いと息を呑みました。面白かったです。

    作者からの返信

    今川了俊って、そんなことまで書き残していたんですか。
    まあ、斯波高経って、「オレは『足利』高経だから」と言って、足利家の執事にはならない、だって執事って家来じゃんかと言い張った人ですからね。
    結果、執事じゃなくて「管領」だよって流れが生まれるワケですが……^^;

    そんな斯波家を追放した信長に、その斯波家家督をあげようとする義昭ってどんだけだよと思います(笑)
    まあでも、信長はこの奇貨を使おうとしていたんじゃないか、と想像した次第です^^;

    ありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    なるほど、民意にまで心を配る信長さん。
    ちょっと残念になってしまった光秀さんに、細かく神経を行き届かせる信長、新鮮です(・∀・)
    しかし筋を立てれば立てるほどに乱してくるのが、動脈硬化ならぬ脳髄硬化してしまう御老体。
    この理性的な親子の会話、その続きは……((((;゚Д゚))))

    作者からの返信

    ベジータみたいに、何かとあるとブチ切れるイメージのある信長(笑)
    でも結構、繊細に気配りもできる男だったと聞きます。

    一方で光秀がもし、年齢によって心身共に限界を迎えようとしていたとしたら。
    破壊王子は光秀の方だとしたら、この信長父子の話を知って、どう思うのか……。

    ありがとうございました。

  • 価値あるものだからこそ、格のある家を与える。その時は送る側も受け取る側以上のものではなかったけれど、それがたがだの名誉ではなく利用価値だったと、それに気づくことなく手にしていた信長の『持ってる感』面白かったです。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    足利義昭は、信長を斯波家=尾張守護という地位や名誉を与えたかったんでしょう。
    でも信長は、そういう形式的なものはいらない(笑)
    でも、断るのも何だしということで、信忠に譲ったんでしょう。
    あと、信忠は武田家の姫と婚約するから、箔をつけてあげたかったのかもしれません。

    いずれにせよ、信忠に斯波家家督というこの時の選択が、のちのち利いてくる……たしかに、「持ってる」って感じがします^^;

    ありがとうございました。

  • 信長の、そういう感じという言葉。
    彼らしく感じました。合理的ですが、勘のいい男だったんじゃないかと、私も思っていました。

    作者からの返信

    勘の良さはピカイチだと思います(笑)
    だって、桶狭間とかそうでないと勝てませんし。

    この信忠の斯波家家督の獲得って、多分、信忠に斯波家の箔をつけて、甲斐武田家との婚約に臨ませたかったんでしょうけど^^;
    でも、そういう野性味のある信長って感じにできたのでは、と思います。

    ありがとうございました。

  • 信長の考えを読むと、『なるほど』と思いました。確かに信長自身よりも、作中の信忠を征夷大将軍とした方が話が通る気がします。後に秀吉も足利義昭の養子になって、征夷大将軍を目指そうとしましたね。戦だけでなく、政にも強い信長ですね🤔

    作者からの返信

    信忠が斯波家の家督を得たという話を知り、だから本能寺のタイミングで信忠を呼んで、将軍にさせようとしてたんじゃないか、と想像したのです^^;

    そういえば秀吉も足利義昭の養子になろうとしてましたね……。
    たしか義昭に断れて、関白を目指すことになった、という話だったような……この辺の記憶が曖昧(笑)

    信長って豪速果断なイメージがありますけど、センシティブな政治をしていたという話もありますので、拙作の信長はこんな感じになりました^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    足利本家の義昭が、足利の分家である斯波家の家督
    ← なるほどです~、そこへ息子殿が入るわけですね。( ^)o(^ )

    信長はやはり「感じ」を大事にするのですね、動物的嗅覚というか……。
    常在戦場の時代にそれがどれだけ大切だったか分かるような気がします。

    作者からの返信

    足利義昭としては、尾張守護と認めるつもりで斯波家の家督を与えたんでしょう。
    でも当時の信長は、そういう形式的なものはいらないし、返すのも無下かと思ったのか、息子の信忠にあげちゃったんですね。
    これ、今考えると、甲斐武田家の姫と婚約する信忠に、武田家に負けない「格」を与えたかったのかもしれません。

    でも、このお話を書いていた当時の私はそこまで思いつかなくて(笑)、嗅覚のなせる業ということにしました^^;
    おっしゃるとおり、そういう描写をする方が、信長らしいし、戦国時代らしい感じがするので、作者として密かに得意に思うくだりでした^^;

    ありがとうございました。

  • 老い、老いかぁ……。
    つい先日、尼子じっちゃんの老いを見たので光秀さん、あなたもかという気持ちでいっぱい。でも人は老いには勝てませんよねぇ。

    作者からの返信

    御作の老者みたいに、より老獪になっていく人もいれば(笑)、心身ともに限界を迎えていく人もいますからね。
    現代であれば一線から退いて、老いに付き合うという道もありますが、あの時代、しかも、今を時めく織田家の有力者となると……。

    ありがとうございました。


  • 編集済

     こんばんは、御作を読みました。
     なるほど、るろうに剣心の薫殿や、銀魂の妙さんに接待役を任せたら、メシマズが過ぎてクーデター……(違います
     光秀さんも歳が歳ですし、色々と崩れていたのかも知れませんね。
     残酷な迫力があり、ヒヤリとしました。

    作者からの返信

    御作のセイさんみたいな逸材(?)に友好国の国主の接待を任せてみたら……みたいな(笑)
    一の将・明智光秀に接待させることが、国主・徳川家康に対する礼儀というかアゲてますよアピールだったんでしょうけど、出てきた料理がマズかったという……^^;
    あとは、光秀ももう歳だから合戦より外交やってねという、信長の配慮だったのかも。

    ……でも光秀はもう「限界」だったとしたら、という想像で書いてみました。
    ヒヤリとしていただいて、物書き冥利に尽きる想いです^^;

    ありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    短気な信長が律儀な光秀に不条理な怒りをぶつけ、名誉と自尊心を傷つける。これが定石。
    逆に光秀が少しおかしくて、信長か理性的だったなら?
    このIFは思いつかなかった!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
    ちょっとボケちゃった残念な光秀さんの活躍に期待します!

    作者からの返信

    光秀がやらかして、信長キレる……という図式、何というか演出過剰なんじゃないかなと思ったら、こういう逆転(?)を思いついたのです^^;
    光秀はこの時67歳だったという説があり、もしかしたらいろいろと、心身ともにキツかったのではないかと。
    さてそれでは、そういう設定だった場合、光秀はその辺の信長の配慮をどう受け止めるのか。
    素直に受け止めるのか、あるいは……。

    ありがとうございました。

  • 今までで一番「ヤバい」光秀像でびっくりしました…が、安直な野望説よりよほど納得できますね…

    作者からの返信

    光秀はこの時67歳だったという説がありまして……現代においては、そう珍しくない年齢ですけど、あの時代、そこまで生き延びることはあまり無いのでは、と思ったのです。
    そしてそれだけの年齢となると……そういうことなのかなぁ、と想像したのです^^;

    ありがとうございました!

  • この解釈、スゴいですね。老いによるという発想はなかったです。人物を身近に感じられて刺さりました。

    作者からの返信

    恐縮です^^;
    明智光秀という人物は詳細が伝わっていないのですが、この時67歳だったという説がありまして……そこから想像しました。
    そうだとすると、光秀本人も老いを認めたくない心理とかあるんじゃないかな、と^^;

    ありがとうございました!

  • おおお、これは
    光秀の口の感覚が微妙になっていたのを信長が怒った。
    なんか鳥肌がたちました。

    作者からの返信

    年配の方を相手にする人に話をしていたら、しょっぱいのを食べたがって困る、とおっしゃっていました。
    もしかしたらこれが光秀メシマズ(?)の真相かしら、と思ったのです。
    そうすると信長がやったといわれる、他の光秀へのダメ出しも……と考えたのです^^;

    ありがとうございました!

    編集済
  • なるほど、光秀の「饗応失敗」をそう理由づけてきましたか。「年齢的にありえそう」なところがまた上手いですね……!

    実際、この失敗を受けて饗応役を信澄に変えているというだけでも、光秀に対する信長の気配りは伝わるんですよね。
    他の人じゃ光秀の面子が潰れっぱなしですし。

    しかしこうなると、「唐突にさえ思える謀反の真相」が恐ろしいことに……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

    作者からの返信

    漫画やドラマだと、青年か壮年みたいな描写をされている光秀ですけど、67歳くらいだったという説がありますし……^^;

    もう歳だから、友好国の国主(家康)の接待してねと信長に言われてやっていたのかも。
    でもメシマズ(?)だったため、お婿さんにチェンジするかという流れだったのでは……という解釈です^^;

    信長がそんな風に光秀に気を遣って来た……となると、光秀はどうして謀叛を起こしたのか。
    その辺を想像して、拙作の後半に書いてみました。
    お楽しみいただければ幸いです^^;

    ありがとうございました。

  • このエピソードを読むだけで、『本能寺の変』の印象が違ってきますね。本来、光秀も武将であり、料理人ではないですし。視点が新しいと感じました🤔

    作者からの返信

    当時、光秀は67歳ぐらいだったという説がありますので、その辺りからの想像です^^;
    光秀がもうそんな歳だからこそ、合戦ではなくて接待とかそういうのをやらせようとしたのかもしれません。

    ……でも、信長も田舎風味のしょっぱい味が好きだったらしいので、史実としては、光秀のメシマズが許せなかったのかも^^;

    ありがとうございました。

  • なるほどね~、老いによる嗅覚・味覚障害が宴席の失敗の因と見ましたか~。
    そんなことは思いもつきませんでした、当時の倍も生きる現代でありますし。
    そして、義父の失敗を女婿に補填させていたとは……さすがの着眼点ですね。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    年配の方をお相手したりすると、そういうことがあって、「これって光秀のあれの原因かもしれない」と思ったのです。
    江戸時代とかの軍記物だと、光秀が失敗して信長が激怒して……という過剰な演出(?)になってますけど、その演出を排除して考えると、そういうことがあったのでは、と^^;

    光秀の女婿、津田信澄。
    ここでバトンタッチして、家康の相手をしていたみたいです。
    そういうのを踏まえて考えると、信長も「光秀、秀吉の中国攻めを手伝え」はパワハラではなく、仕事の配置転換を装って、光秀に配慮してあげたのかなぁ……と思ったのです。

    お褒めいただき、恐縮です。

    ありがとうございました!

  • 奇妙……本当にそんな名前だったんですか。信長らしい名付けですね!
    この時代の名前ってなかなかとんでもないというか、面白いものが多いですよね。

    作者からの返信

    信長ってホント変な名前つけるんですよね。
    奇妙のほかには、茶筅(織田信雄)とかいました^^;
    センスがブッ飛んでますが、ホントこの時代、面白いのが多いんで、遜色なかった(?)のではないでしょうか(笑)

    ありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    冒頭から目を引く言葉がちらりほらりと(^^)
    気持ちは傾奇者の奇妙丸。
    いつもと異なる定宿。
    しきりに死に近しい話題をする信長。
    簡潔ながら、何かが起こりそうとざわめきを覚える……て、起こるんですけどね、知ってるんですけどね(^_^;)
    どのように事が起こるのか。
    この先の展開を楽しみにしています!

    作者からの返信

    織田家当主の奇妙さん。
    そんな奇妙さんがチェックインしたのは妙覚寺。
    とーちゃんが「おれの宿(本能寺)で一杯やろうぜ」と誘ってきたからホイホイ来てみました(笑)

    これで波平とマスオさんみたいに飲む光景が……展開することはなく、何かお話があるみたいですね、とーちゃんから^^;
    果たしてどんなお話なのか。
    そしてその裏で、何かが動き出します。

    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました!

  • 奇妙は確かに傾奇心をくすぐりそうです。

    諸説色々ある光秀の謀反の原因について、どのような説を唱えるのか楽しみにしています。

    この時期の織田軍団の筆頭は勝家って認識なんですが、光秀が筆頭だったという説もあるのかな?

    作者からの返信

    今そんな名前つけたら、間違いなくキラキラ扱いで、グレること確定ですね(笑)

    光秀謀叛、自分なりに想像したものですが、それを書いてみたいと思います^^;

    さて、織田軍団の筆頭は誰か。
    私も勝家でいいと思うんですけど、光秀は光秀で「近畿管領みたいな地位にあった」という説がありますので、そこから拙作の中では、光秀を筆頭扱いにさせていただきました。

    ありがとうございました!

  •  こんばんは、御作を読みました。
     改めて、信長さんはきっちり準備していたんだなあって。
     いや、本当、どうしてああなった。
     その謎に迫る本作、明智さん達をどう描かれるのかすごく楽しみです。面白かったです。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    信長さん、いろいろ言われますけど、ちゃんと嫡男の信忠にバトンを渡す準備をしていたようで……^^;
    でもどうしてって、私も思います。
    その信忠も一緒に討たれてしまったのが痛かったですね。
    討っちゃった十兵衛さん、どうしてやっちゃったのか。
    その辺を想像したことを書かせていただきます。
    お楽しみいただければ幸いです^^;

    ありがとうございました。

  • 信長、いいですよね。
    家督は譲ってはいましたが、歴史的な結果を知っているので、その詳細をどう描かれるのか、楽しみな作品です。

    作者からの返信

    この頃の渋みがかったオッサンな信長、私もいいと思います^^;
    そんな信長が、一体どのような未来予想図を描いていたのか。
    自分なりに想像してみました。
    お楽しみいただければ幸いです♪

    ありがとうございました!

  • いよいよ始まりましたね~!!(´艸`*)
    手練れ歴史小説作家の筆によっていかなる新説が飛び出すかワクワクします。
    地の文と会話のバランスが今回も絶妙で、奇妙丸のあたり、琴線が鳴ります。
    大河ドラマの信長の残像を一気に吹き払ってくださることを期待しています。

    作者からの返信

    恐縮です^^;
    新説というか、wikipedia等の情報から「こうなんじゃないか」と想像したものをお届けしようと思っております。

    奇妙丸のあたり、琴線が鳴りましたか。
    やったぜという感じです!
    地の文と会話のバランス、いつも悩みながら書いておりますので(笑)
    あまり地の文が長いと読みづらいでしょうから、端的な台詞を入れてみたりという感じで、四苦八苦しております^^;

    拙作の信長、苦労人というか世故に長けたオッサンという感じで描いています(笑)
    よろしくお願いします♪

    ありがとうございました。