人の道を外れた先は、色とりどりの暗い細道

日中に大手を振って歩けるのは、人間の大通り。
──なら、夜影に隠れる外れ道は、誰の道?

闇に紛れ、人外たちが跋扈するダークでスプラッタなバトル系ローファンタジー。
魔術師、外道者、殲滅部隊。これらの単語が大好きという方にオススメな一作です。

接触相手の未来を短期予知する少年、武藤圭介を主人公として進む本作。
様々な人外が登場しますが、彼らをどう定義するのかが気になる作品だと私は思います。

現行の人類から進化した種か、突然変異か、それとも亜種ですらない別種?。
辿っている外れ道をどう歩いているのか、登場人物ごとの差異が見られるのが面白いです。

一言でまとめるのなら、人外バトル。これが好きな方には、今すぐ読んで欲しいです。

その他のおすすめレビュー

薪原カナユキさんの他のおすすめレビュー306