姉が好き。
この言葉の程度や解釈は、読者の皆さまによって様々だと思います。
そんな一言をもってドラマを彩るのは、主人公──野木 万真。
彼はいわゆるシスコン……シスター・コンプレックスで、彼にとっての女性とは姉の万葉といえるほどにまで、好意を寄せていた。
しかし彼の価値観は、大学で所属していた写真部が世代交代を果たしてから徐々に変わっていく。
変化したのは周囲を取り囲む人たち。部内での立場。大学での今後。さらには──
シスコン弟を中心に描かれた人間ドラマ、「シスコン男に恋はできる?」
人はどうすれば変われるのか、それとももう既に変わっている?