参照プロット(第三話②)
シーン17
場所:校庭
人物:優、自衛官
展開:
台詞:
「温かい食事を、お持ちしました。すぐに準備しますので、他の皆さまにも伝えてください」
「あの」
「大変、ですよね……戦争とか、ミサイルなら楽ってわけでも、ないでしょうけど」
「あんな怪物、わけがわからないですよね。政治家も自衛隊も、どうしろ、って話じゃないですか。こんなに、急に……めちゃくちゃになって……今までの普通が、なくなって」
「次は、もしかしたら、みんな……」
「そうですね、大変です」
「航空自衛隊は
「いえ、そんな!
「おっしゃる通り、次にどうなるか、自分にもまったくわかりません。ニュースで言っているように、防衛出動か災害出動か、そこから議論している状態です」
「怪獣映画みたいですよね。本当は、
「水道や電気が止まっているところ、ありませんか?」
「え……?」
「ガスや石油は、この状況では危険ですので、冷えるようなら追加の毛布を支給します。仮設トイレや
「あ、ええと……」
「インフラが機能して、生産活動が継続していて、
「訓練でやったことありますが、食料を完全自給するのって、種類も量も不足するのに
「この街の外、ですか……」
「ですから、自分も働きます。大変でも、わけがわからなくても、仕事をします。まず、そうですね……カレー、温かいうちに召し上がってください。元気が出ますよ」
シーン18
場所:校庭(夕暮れ)
人物:優、唯、敵性群体(数十体)
展開:
台詞:
「あ、
「
「多分、
「家にいるより、今まで普通にやってたこと、行ってたところ……そういうのが、まだ少し、
「ねえ、
「あたしが、世界中のみんなに嫌われて、仲間はずれにされちゃっても……
「え……?」
「他のみんなじゃなくて、あたし一人を、選んでくれるかな……?」
「も、もちろんっ!」
「俺は、その……こ、こんな勢いで言っちゃうのも、なんだけど……」
「俺は、
「
「
「そんな
「ねえ、あたしの手、見てよ。自分で言っちゃうけど、ピッチピチだよ!
「え? あ、うん……? き、きれい……だね」
「いい? いっくよー」
「水素と炭素の
「ゆ……
「うん。
「多分、ずーっと昔。宇宙のどこかから、石みたいな、あたしたちの
「侵食、感染したら、もうこっちのもんだけど、あんまり急ぐと死んじゃうから、
「元の女の子は残ってないけど、家族も他のみんなも、あたしを
「本当は、さ。こんな面倒くさいことしないで、同じ無機質の
「……なん、で……」
「にぶいなあ、
「みんなにも、もう声をかけてるんだ。すぐに宇宙全体から、集まってきてくれるよ。この
「待って、
「もっちろーん! おめかしして、お
宇宙が堕ちてくる日、遠く彼方の君に、逢いに行く 司之々 @shi-nono
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