概要
ただ尊みを呟いただけなのに、東宮妃になってしまった!?
天陽国の名家・朱家の令嬢である明華(めいか)はボイスドラマの世界に入り込んだ転生者である。とはいえ特に使命もなく、前世からの趣味である声フェチぶりを発揮しつつ平和に暮らしていた。しかし、明華的に国一番の美声の主である智翔(ちしょう)東宮殿下の声を素敵だと褒めたことで運命が一変する。それを聞いた父親が彼との婚約を取り付けてきて、東宮妃になることが決定したのだ。慌てた明華だったが、実は智翔殿下の体調不良の原因が毒を盛られているためではないかという疑惑があり、父は妃の立場を利用して真相を探ってきてほしいらしい。神ボイスの持ち主が危機に瀕しているなんて言語道断だと明華は妃となることを決意し、ボイスドラマの舞台にして東宮たる彼が暮らす後宮へと行くが……なぜか伝説の初代皇后が持っていた「真実を聞く耳」の
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?