言の葉の破片は捨てられないまま、貴女と私の運命の岐路だけがそこに

読後タイトルを読み返してみる。
もはや声も出ず、心の中で嘆息を吐いた。
美しい文章、二人の少女の決意。
まさにこのタイトルの通りだな、と。

物書きだからこそ、余計に作品の一言一句が胸に響く。綴る言葉に責任を持ちたいといつも思う。自分が作った世界を自分の手で壊すのは、どんな気持ちだろう。

物書きに響く描写の数々。共感せずにはいられなかった。