傾国狐のまつりごと－食われて始まる建国物語－ 第2部 ヒクソス編

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その大地は多くが不毛の砂漠に覆われている。
砂漠を流れる大河イテルが海へと出る地に、猫の耳と尾を持つ獣人『ヒクソス』が住んでいた。
人間に敗れ、容赦ない搾取に喘いでいた彼らに召喚されたフィルたち。
ヒクソスの王となり、国を救ってほしいと嘆願されたフィルは言った。

「ねぇ、メリシャ、ここで王様やってみない？」

※この作品は、「小説家になろう」で先行して連載しています。
※「第１部サエイレム編」の続編です。
サエイレム編　https://kakuyomu.jp/works/16816452218847142397