どこか切ない彼は悪魔

湿気った夜の気配は彼女の慰めになるのだろう。
彼は誘蛾灯のように私をかどわかし、まんまとその魅力に魅入られてしまう。
月光は優しく私を照らす。
どこかさみしい雰囲気を湛えて。

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