雪ノ花 踏ミ空枯レテ 尚咲テ
揺レヌ心ニ 筆ヲ灯シテ🐣
エーデルワイスをイメージした文の花です。
雪の花:エーデルワイス。
踏み空枯れて:過酷な環境・試練を象徴。
尚咲きて:それでも咲き誇る強さ。
揺れぬ心に:主人公たちの折れぬ心。
筆を灯して:未来への希望と勇気の象徴として作者様が灯すもの。
以下、レビューです。
魔法ではなく「精霊術」という独自システムを使ったサバイバルファンタジー。特に雪山などの過酷な環境での「生き延びる知恵と努力」が描写されるところに魅了されました。
教師×生徒という関係性を活用し、真にお互いを高め合う関係として丁寧に描かれているところも◎
主人公の“人間力”が魅力的で、チート能力で無双するのではなく「教師としての責任感」「誠実さ」「知識と工夫」で困難を乗り越えていく過程に、読み手は止まらなくなることでしょう🐣
何より、メインキャラ2人の魅力ですね!
主人公はミドサー男性教師。『冴えない男』なのでしょうが、彼の行動力や、生徒に向ける真摯な態度、誠実で根性のある言動が、彼をどんどん主人公たらしめます。成長を応援したくなる人です。
ヒロインは絶世の美女JK。こちらは美貌に加えて多芸・利発・性格も良く完璧! しかし事情を抱えている様子。怯えたり弱ったりする時はやはり等身大の少女なんだと感じます。危うさのあるしっかり者、見守りたくなりますよね。
恋愛にせよ共闘・協働者としてにせよ、関係性の発展が楽しみになる2人です。
そして2章以降ですが、異世界の世界観が凄い。
デザイアというワードがある通り精霊に「お願い」する形で魔法(精霊術)が起動する、精霊にも気分や好み、操れる限界があるから自由自在ではない。そういう所が刺さりました。
期待と不安のあるバランス、まさに冒険ではないですか。
独自の世界観を築きながら読みづらくならないのは作者様の力量でしょう。
長編のためじっくり読ませていただきますが、丁寧な良作だと思います。応援です。
この作品は、雪山での遭難から始まるサバイバルとミステリーが巧みに交錯する物語です。主人公は精霊術を使う少女との出会いを経て、過酷な環境を乗り越え、自己成長を果たしていきます。その過程はただのサバイバルではなく、彼の内面の変化が深く描かれており、成長とともに力をつけていく様子が感動的です。
そして、学園内での失踪事件が絡み、主人公は事件の真相に迫りながら、次第に仲間たちと絆を深めていきます。謎の若者たちとの出会いやヤンキーグループとの衝突は、まるで現実世界における予測不可能な展開で、サバイバルとミステリーが巧妙に絡み合います。
主人公の成長とともに物語のクライマックスが待ち遠しく、続きが気になる一作です。
お嬢様学園に勤める平凡?教師なおじさんが恋に落ちる
お相手は誰もが感嘆の声をもらすほどの絶世の美少女!
穏やかな学園生活
突如として繰り広げられる二人の逃走劇、からの!
二人そろって異世界転移!
そこはとっても過酷で厳しいサバイバルな世界だった!
二人の目の前に現れた現実、それはまず……
生き抜くこと!
そう、生きる!
授かったチートスキルを駆使して、とにかく生きる!
死を誘う過酷な悪環境 奇怪で危険な化け物
二人で挑む異世界生活 仲間になるもふもふ
困難を乗り越え、互いに寄り添う心
やがて立場や年齢を超える淡い想い
過酷な世界は二人の想いを成就させてくれるのか
幸せを願う二人に訪れる衝撃のクライマックス!
……違う! 終わりじゃない!
……始まるのは! これから!
二人の愛の行方! 変貌する世界!
限界を超える愛と涙の冒険物語を、あなたの目で見届けてほしい!!!
適当な神様から適当に異世界飛ばされたら、なんか雪山でした。
呼吸すらままならないほど空気の薄い高度、いわゆるデスゾーン地帯。
しかもなんか、エンカウントします。モンスターに。
こいつらやべえほど強い。バランス設定間違ってませんか??ってな感じで。
Lv1でいきなりLv99のモンスターが出るところに飛ばされちゃいました感ってやつです。
そんな絶望的な状況から主人公の異世界生活……というより、異世界サバイバルが始まります。
幸いなことに彼一人ではないんですね。
現世で憧れてた可愛い女の子と一緒です。
でもね、そんなシチュエーションにうつつを抜かすどころじゃねえ!
数十分以内に酸素不足で意識を失い、数時間で低体温症で死ねる環境です。
しかもLv99な感じのモンスターがいきなり襲ってくる。
それに対抗する手段は、神様から適当に彼らに与えられた精霊術のみ。
これは、世界の元素を自在に操れる、という神様の触れ込みですが……
チクショウめ! とんだ不良品だ!
実際にできることは、かなりの制限があり、思うように精霊たちが言うことを聞いてくれない。
そんな能力を手探りで使い方を工夫しながら、次々に襲い来るLv99なモンスターたちと死闘を繰り広げる。
そして、倒したモンスターから得た素材で、雪山で生きのこるための装備を、少しずつ揃えていきます。
そう。
異世界いったら雪山がアイスなボーンで、モンスターをハンターする物語ですね。
オトモもちゃんと実装されてますよ!
こんな方にオススメ
:モンスターをハンターするゲームが好きな方。
:理不尽なほど高難度のシチュエーションで、強くないスキルを工夫して駆使して戦う系が好きな方。
主人公は、恋愛に関しては超・奥手の男性です。
容姿はほどほど。モブ顔に団子っぱなだそうです。
ヒロインは、お嬢様ぞろいの学園でも美貌、存在感で一目おかれる、学園の華。清楚系美女、月子。
この物語は、とても丁寧に綴られています。
・学園もの。
・異世界転移もの。
・ぶっちぎり能力で冒険もの。(チートではない。使いこなすのは難しい能力)
・雪山遭難もの。
・奇想天外のモンスターとのバトルもの。
ぜーんぶ、入ってる物語。
そして物語が破綻する事はありません。
それは、ワンシーン、ワンシーン、丁寧に描かれているから。
反面、サクサク高速で物語が進んでいく、ではない。
じっくり面白い物語が読みたい、大人の読者におすすめしたいです。
ヒロインの月子の存在感は抜群で、もう頼りになる、なる。いつでも女神のように美しく、主人公との関係を大切にし、
「くすっ」
と微笑む姿が、実に魅力的です。
拝読していると、作者さまの「ただのテンプレ物語にはしたくない!」という意気込みが伝わってきます。
そして……、第二部になると、物語はまたガラリとカラーを変えます。
詳しくはここでは書きませんが……。
第一部をふまえての第二部、抜群に面白いですよ?
これだけの長さなのに軽快な文体で読みやすい
あまりの面白さにスクロールが止まらず、ほぼ一気読みでした
きちんとした設定にしっかりした裏打ちがついていて、内容的には重厚な本格SF的な印象
初めにメインキャラの過去が綴られ、キャラの逆境でも生きようとするパワーに共感、物語の深みに引き込まれました
それからの展開がまたすごい
現在二部第四章が始まっていますが、リセットの度に世界観が大きく変化、限られた能力でサバイバルしていく様子はハラハラの連続で手に汗握ります
しかも、ここぞというところでテンプレをいい意味で裏切られる、これは読者へのご褒美♡
さらさら読めるのに読後感はずっしり、とっても読み応えのある素晴らしい作品
異世界転生ものをこよなく愛する人にこそ読んで欲しい、もっともっと読まれるべき隠れた名作です❣️