登場人物たちの青春時代を一気に駆け抜ける、テンポのよさと爽やかさ、その裏にある時の流れのほろ苦さを感じました。 こんな風にドラマチックな青春時代を過ごしたわけではないですが、「ああ、こんな風に感じた時期も確かにあったよな…」と思わせる描写もあって、ほんのり癒された物語でした。
ここまでコンパクトに時系列でまとめられているのに、違和感なく読める。読みやすさというものは武器になることを教えられた作品です!
流行りに乗らず、自分の好きな作品を描きたいという作者さんの気概を感じる作品。自分はこういう小説がすごく好きです。話は分かりやすくて読みやすい。リアルな情景描写と、一切盛らない丁寧な描写。登場人物の…続きを読む
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