ぼくのうた Ver2.00

たてごと♪

ぼくのうた Ver2.00

【ただそれだけで】

  価値観を かね勘定に 踊らされ

  つかむなしき 不仕合わせ


【もういいかい】

  身を粉にし しゃとなりて くるも

  身の壊れしに 幸もみまわず


【あまおどり】

  独り者 な理窟を ねめども

  人触れ合うが 人の幸かな


【壊れたオカリナ】

  んまりに 限り少なき 人の気の

  至らぬよ あな遣る瀬なし


【あの日はもう帰らない】

  銀輪を くらば 共に消ゆ

  過ぐる景色と 歩みきた道


鬼灯ほおずきを知らない子供たち】

  移りゆく 時代はくも 残酷に

  人の心を ぶらすや


【まどい】

  正しさは 何も生まぬと 気付かずに

  破壊のかぎり したこの手よ


【ねむけ】

  弱虫と 現実逃避と 言われども

  ああ眠りたや ああ眠りたや


【すな】

  目前で まさに色す 現実を

  つなぐ手までも いまこぼれ去り


【吸血哀歌】

  悪者も 幸せ追えぬ あわれ身も

  生きるは幸を 追うにほかなし


【白馬の王女さま】

  泣いていた 笑いながらに 泣いていた

  貴女あなたあちらで いま息災か


【ダイヤモンドになりたかった】

  きらいた 隣のあかし うらやめど

  我がともしびの 変わる事なし


【16384を超えて】

  もういいよ 君は十分 がんった

  休む時こそ あせらず休んで


【かえろ】

  過ぎたるは 及ばずごとしと わるもの

  その気配りや いつ捨てられる


【うつろい】

  人出会い もらう望みは 薄氷

  我が身の何を 信ずるべきか


【ねむい】

  あな眠し 眠き眠きに 眠れども

  眠気まねず なお眠らむと


【めぐらい】

  めぐるとて 諸行無常と われども

  我が胸はらむ 嘆きこそ永遠とわ


【明日への希望】

  いがみ合い すさんだ街を 渡り行き

  でもきらいには したくない街


【思い出すのはキミの笑顔】

  病みにち 言い寄るひとも 絶えて

  さびしとくも 今やせれり


【ことば】

  十全の 言葉つむぐに 無理あれど

  げてはならぬ ててはならぬ


【人生かくしょ

  手順には なりは無くとも 順がある

  そこから逃げて せる事なし


あお

  お恨みを 申し上げます あなたさま

  まだわたくしを 縛るのですか


あおの反映】

  お恨みを 申し上げます あなたさま

  まだわたくしを 縛るのですか


【二十七番目の翼】

  かぎあなへ 手に持たぬかぎ 差し込んで

  開く夢より 別のとびら


【扉】

  わらゆめ わらものらに きずつかり

  てどてども よみがえゆめ


【わたし←あなた←せかい】

  のぞむれど とどかぬものと おのづから

  ちしきづなに なおかかづらむ



゠了゠

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ぼくのうた Ver2.00 たてごと♪ @TategotoYumiya

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ