僕とAI、ウサギとカメ。これには考えさせられる

なるほどな、と。
あるいは本当にそうかもしれない。
作中では僕だが、広義ではわれわれ人類が、いずれ見下していたAIに追い抜かれるぞ、と作者さまは警笛を鳴らす。(多分)

私も一度、AIに小説を書かせてみたことがある。もちろんカクヨムで掲載している作品は全て、自分が綴ったものだ。
AIは、私が1時間かけて紡ぐ量の言葉を、ものの数分でほいっ、とこちらに投げてきた。「おお……」と思わず唸るほど、AIは確実に歩みを進めている。ときどき物語があらぬ方向に曲がり、苦笑したことはあったけど。

AI。仕事が奪われるとかなんとか、その手のニュースは今後も尽きないだろう。うつつを抜かしてもいられない。いずれ私たちは、自らが創り出したものに支配される可能性があるということ。これを軽視してはいけない。

要約すれば、この短い文字数でよくこれだけ私を思考の海に突き落としたな! ということである。作者さまには尊敬の念を込めて、このダラダラ長文レビューを送る(押し付ける)。

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